尚絅学院大学

子ども学類 お知らせ

うろこぐも日記 vol. 3  恒例・オオムラサキをさがせ!

2022/10/22

 今年もやってみました「オオムラサキをさがせ!」。このエノキの梢に、オオムラサキの幼虫は何匹写っているでしょう?

植栽エノキ梢に暮らすオオムラサキ幼虫(9/Ⅸ/2022)

植栽エノキ梢に暮らすオオムラサキ幼虫(9/Ⅸ/2022)

 「尚絅の森」里山のキャンパス東側との接点には、10 mにもなる立派なエノキ(Celtis sinensis・ニレ科)が十数本生育しています。この群落が、ともにタテハチョウ科希少種のオオムラサキ(Sasakia charonda)やゴマダラチョウ(Hestina persimilis japonica)、テングチョウ(Libythea celtis)たちの棲家です。幼虫はここで育ち蝶となります。そして、またここに産卵します。大きな樹だけに、枝葉は豊富ですが、幼虫の観察は一部の低い枝に限られます。

5号館南東部に自生するエノキ(13/Ⅷ/2022)

5号館南東部に自生するエノキ(13/Ⅷ/2022)

 そこで東先生の発案、2号館東方ビオトープにエノキの低木を植栽することにしました。樹高3 m程度なので、目の前に幼虫を観察できるはず。・・・うまくゆきました。

〇丸印がオオムラサキ幼虫(9/Ⅸ/2022)

〇丸印がオオムラサキ幼虫(9/Ⅸ/2022)

 答: ここでは5匹写っています。この木には他にも15~20匹が暮らしています。

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