尚絅学院大学

子ども学類 お知らせ

【子ども学類】HP学生インタビュー(第2弾:4年生)

2022/06/14

子ども学類HP学生インタビュー第2弾は神長倉望美さん(4年生)です。神長倉さんは子ども学類の第一期生です。神長倉さんには、現時点での子ども学類での経験や学び、感じたこと、現在取り組んでいる卒業研究、将来の目標についてお聞きしました。子ども学類の学生生活のイメージがつかめると思います。

子ども学類の印象について教えてください

子ども学類4年 神長倉望美さん

子ども学類4年 神長倉望美さん

 子ども学類の授業は、子どもの遊びを体験して学ぶ授業がたくさんあります。1年生の時は子どもと健康という授業で、だるまさんがころんだやおにごっこなどを行いました。また、図画工作の授業では実際教材を制作して友だちと楽しみながら学びました。他の学類の友だちからは、子ども学類の学生は優しい、ほんわかしていると言われます。人数も少なめなので、授業内の話し合い活動も充実しています。日本語表現法では、保育園や幼稚園実習の時に行う子ども向けの自己紹介の練習もしました。子ども学類ではいろいろな授業の初回で学生同士が自己紹介する機会も多く、お互いを知る機会も多かったのでみんな友だちという印象があります。今はコロナ禍で中止していますが、1年生の頃は合唱コンクールがあり、クラスでたくさん練習したのでみんなと仲良くなれました。

 サークルは児童文化部です。高校の時に参加したオープンキャンパスの時から入りたいと思っていました。児童文化部は、保育教材を作るサークルで、先輩たちから教材作成や演じ方を教えてもらいました。ほとんど子ども学類の先輩なので、教材を作る楽しさはもちろん、実習のこともたくさん聞くことができました。先輩たちが本当に優しいです。

 私は県外から来たので学生寮で一人暮らしをしています。同じ高校からきた友だちがいなかったので友だちができるか不安でしたが、入学式直前にあったティーパーティーでたまたま一緒になった友だちが、実は同じクラスの出席番号が前後でした。その友だち(仙台市内の高校出身)を通して友だちが増えていきました。学生寮でも他の学類の友だちもできて、部活も勉強も友だちと一緒に楽しめています。

 

※合唱コンクール:保育科時代から30年以上続く伝統的な行事で、子ども学科を経て子ども学類へと続いている(現在コロナの影響で中止)。クラスごとに伴奏者と指揮者を選出し、課題曲と自由曲を空きコマに練習を重ね本番に臨む。現在はコロナ禍の影響で中止しているが、毎年11〜12月に半日かけて全学年16チームが出場し、素敵な歌声を響かせています。

実習について(保育実習・教育実習)

合唱コンクールの様子(写真はコロナ禍前のものです)

合唱コンクールの様子(写真はコロナ禍前のものです)

 昨年の保育実習指導(3年次)では、失敗を恐れず積極的に実習行動することを教わりました。保育所実習は1と2があり(それぞれ10日間ずつ)、保育所1ではあまり教材を演じる機会は少ないですが、自分から先生方に相談してたくさん演じる機会を作ってもらいました。授業でも先輩たちの実習報告会でも教材はたくさん作った方が良いと言われていたが、あればあるほど良いです。無駄になりませんし、保育の引き出しになります。教材は保育所だけでなく施設実習でも役立ちました。子どもたちの前で演じれば演じるほど多くの学びにつながりました。

 また、保育内容総合演習という科目で年齢別の発達を実習に行く前に手帳ノートにまとめたことで、子どもや保育を理解することや日誌を書く時にもとても役立ちました。子どもと関わるときも年齢に合わせた言葉掛けもできましたし、発達の理解も実習場面で深めることができました。

 今年はいよいよ幼稚園での教育実習があります。9月の実習では運動会があると思うので、行事を体験することや保育者と保護者の関わりがどのようになっているかを知ることも楽しみです。また、保育実習で演じていない教材もあるので、幼稚園の子どもたちにたくさん披露したいと思っています。

2022年6月25日(土)オープンキャンパスで、子ども学類企画として「学びの多い実習にしよう−子ども学類の実習指導の特徴−」を行います。高校生の皆さんの参加をお待ちしております。

ゼミ活動(研究テーマ)について

児童文化部(人形劇公演)

児童文化部(人形劇公演)

 私は、小松先生のゼミに所属しております。研究テーマは「コロナ禍における盲ろう者のコミュニケーションについて」です。目も耳も不自由な方は触ることでコミュニケーションを図りますが、コロナ禍ではどうしているのか、世界で行われている盲ろう者のコミュニケーション方法を調べています。日本はスウェーデンなどに比べて盲ろう者への理解と支援が充実していないことがわかりました。コロナ禍で、盲ろう者の介護者が濃厚接触になると支援が途絶えてしまい、家族の負担も増えているようです。また、コロナって何?ワクチン接種って何?など情報が途絶えている現実があることを知りました。
 ゼミ活動の延長として、
手話サークルにも参加し、盲ろう者への支援についての研究を進めていきたいと考えています。

将来の目標について(就職活動・就職支援体制)

 就職活動では、同じ道を目指している友だちが多く、私は地元の公務員保育士を目指して勉強しています。尚絅は進路就職課をはじめとして相談先がたくさんあり、とても助かっています。前田先生には公務員保育士について相談したり、佐藤淳一先生にはピアノの弾き歌いの練習を見ていただいています。先輩たちの就職活動報告もとても参考になります。私は勉強をやらないと不安になるタイプなので、画用紙でカレンダーを作り、一日の勉強時間を記録し、自分の学習時間を見える化してモチベーションを保つようにしています。

 私の将来の目標は、子どもからも保護者からも信頼される保育者になることです。子どもから保護者へ、保護者から職員へ、この先生だったら子どもを任せられると思ってもらえる先生になりたいです。自分が幼稚園の頃、母は初めての子育てで不安があったようで、当時の担任の先生が手紙にびっしりと「サポートします」と書いてくれました。母はその手紙をとても大切にしていて、東日本大震災の時も避難先から持ってきました。園での子どもの様子や子育ての不安も保育者だから分かってあげられるし、保育者だからサポートすることもできます。私もそんな先生になりたいです。先生からもらった手紙を、母は今でも宝物にしています。その先生とはずっと繋がっていて、今でも働いています。私もそんな信頼される先生になりたいです。

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