子ども学類HP学生インタビュー【第1弾:2年生】
2022/05/26
保育者を目指す高校生にとって「尚絅の子ども学類って実際どうなんだろう」と思っている方も多いと思います。今回、新たな企画として、学生インタビューを行いました。第1弾は、2年生の高橋希歩(のあ)さん。子ども学類を選んだ理由について、子ども学類で学ぶメリット、今後の目標などについてお聞きしました。
子ども学類を選んだ理由について教えてください
子ども学類2年 高橋希歩さん
私は、高校生に入る時から、将来は保育者になると決めていました。ですから、高校1年生の時、尚絅を含めて4つの大学のオープンキャンパスに参加しました。事前に各大学の情報や個別相談での質問リストを作成して臨んだのですが、尚絅の先生は私のたくさんの質問に時間をかけて丁寧に答えてくださいました。他の大学は時間になると次の人と交代だったので、聞きたいことを十分聞くことができませんでした。また、先生方と学生がとても仲良い雰囲気が伝わってきて、尚絅の少人数制の良さと先生との身近な距離感を感じることができました。
オープンキャンパスに来る前は、キリスト教に対して少し抵抗感もありましたが、礼拝堂を見学した際、パイプオルガンの音色がとても綺麗で感動しました。考えてみると、私の名前の由来(のあ)もノアの方舟から来ていて、両親が買ってくれた絵本を今でも大切に持っています。ですから、私は1年生の時点で尚絅を第一志望に決め、その後は毎年尚絅のオープンキャンパスに来ていました。
授業体験も毎年受けました。特に、東先生の「子どもとおもちゃ」のお話がとても楽しく、おもちゃは子どもにとって豊かな学びにつながることが分かりました。楽しいだけでなく、授業体験は総合型選抜の入試の予習にもなるので、それも兼ねて授業体験を受けていました。さらに、キャンパスツアーではピアノ練習室がたくさんあることがわかり、ピアノを習っていなかった私も、ここならたくさん練習できると思いました。入学後は、空きコマを利用してだんだん弾けるようになっています。
子ども学類で学ぶメリットについて教えてください
空きコマにピアノ練習してます
子ども学類では、座学だけではなく、体を動かす授業がたくさんあります。例えば、はないちもんめ、鬼ごっこ、折り紙制作など、学生同士で子どもの遊びを実体験することで得られる学びがとても豊富です。毎回の授業で絵本を読んでくれる先生もいますし、ギターを弾いてくれたり、尚絅の山を散策する授業もあります(笑)。
座学もとても面白く、先生方の専門領域の知識が長けているので、教科書からだけでなく保育場面を具体的に想像できるので、応用的な考えをたくさん学ぶことができます。私は、高校でも保育の授業を選択し、自分なりに保育ノートをまとめていたのですが、大学の授業はすごく詳しいので、もっと深く保育について学ぶことができています。高校から比べると、大学の授業は長いと思っていましたが、子ども学類の先生方の授業は一つひとつがとても面白く、かつ興味深い内容なので、90分もあっという間に感じます。
また、私のようなピアノ初心者でも個別レッスンがありますし、ピアノ練習室もたくさんあるので音を気にせずたくさん練習できるのも魅力です。今は土田先生に毎週個人レッスンを受けて、来年の保育実習では弾き歌いができるよう練習しています。
今後の目標について(保育実習・ゼミ活動等)
保育教材いろいろ
来年3年生になると保育実習がありますので、実習に向けて準備をしています。実習支援室には、先輩たちの実習記録のファイルが施設ごとにたくさんあるので、それを読んで必要な準備を整えていきたいと思っています。具体的には、ピアノの練習、保育ノートの作成、教材作成などですが、多くの先輩たちが手遊びやわらべうた、ペープサートを作っておくと良いと書いているので、実習までにたくさん準備したいと思っています。
また、3年生になるとゼミがあります。私の興味のある研究テーマは日本と海外の絵本の違いです。同じ絵本でも、日本語版と海外版では訳し方が異なることに気づきました。まだ具体的には決めていませんが、これから詳細をもっと考えていく予定です。また、ゼミの配属は2年生の終わり頃に決まるみたいなので、どの先生のゼミに入ろうか考えているところです。
学内活動では、子どもと関わる活動に興味があります。保育教材をたくさん作りたいので、児童文化部の活動に参加したいと考えています。
高校生の皆さんへ(四年大だから学べること)
私は、オープンキャンパスでいろんな大学に行ってみて、尚絅に決めました。ですから、皆さんもオープンキャンパスに参加してみると良いと思います。私の場合、尚絅の少人数制の良さや体験授業を受けてみて、ここ(子ども学類)が自分の目指す保育観に合っていると思い、総合型選抜(前期)を受験しました。オープンキャンパスでは、実際の試験と同じような内容の総合型選抜体験授業もありますので、それを受けた方が良いです。(上記にもありました通りです)
実際入学してみても、先生方も先輩方も皆さん優しいですし、学生同士も仲良くなれます。礼拝堂もとても素敵なのでぜひ行ってみてください。キャンパスも広いですし、車で通学したい学生にもおすすめです。学生駐車場がこんなにたくさんある大学はこの辺りにはないと思います。
短大と四年大で迷っている人もいると思います。高校生から見れば、資格だけ違う※と考えがちだと思いますが、私は、社会に出て役立つ力、臨機応変力、じっくりと知識を深めたいと思い、四年大に絞り、その中で尚絅子ども学類が自分にぴったりだと思いました。この春で2年生になりましたが、大学生活にはとても満足しています。
※「資格だけ違う」の意味
・短大・専門学校=保育士資格・幼稚園教諭二種種免許状
・四年制大学=保育士資格・幼稚園教諭一種免許状(園長になることができる)