【実施報告】2025年度名取市民大学講座(第3回)が開講されました
2025/09/08
8月28日(木)尚絅学院大学多目的ホールにて、2025年度名取市民大学講座が開講されました。名取市民大学講座とは、市民の皆様の多様で高度な学習要求に対応し、今、地域が抱えている課題をテーマに開講している名取市の委託事業です。
第3回は、「こころとからだのつながり」と題して、本学総合人間科学系 心理部門 三好 敏之 教授による講座が行われました。
今回の講座では、「動作療法」について学びました。
動作療法とは動作を手段とする心理療法で、「こころの不適応は必ずからだの不調としてあらわれる」という考えに基づいています。
からだが重い、だるい、こわばる、動きの途中で突っ張りや痛みが出るといった動作の不調がある箇所を、ゆっくり丁寧に動かすことで自ら調整し、こころとからだの調和を取り戻していきます。
特に「動作のこころ」と「自己のこころ」の調和を大切にし、自らが不調に気づき調整することで自己治癒力を高めることが重視されています。
本講座では、受講生の中から実際に動作療法を受けていただき、自分の動作を確認しながら体験を行い、心身のつながりを実感する様子が見られました。
動作療法を体験した受講生からは「昨日まったく動かなかった箇所が動いて驚いた」、「上がらなかった腕が上がるようになった」といった驚きの声が寄せられました。
今後も、心身の健康につながる学びの場を地域の皆さまにお届けしてまいります。
地域連携センター