【実施報告】2024年度名取市民大学講座(第4回)が開催されました
2024/09/26
9月17日(火)イオンモール名取あおばコート3階イオンホールにて、2024年度名取市民大学講座が開講されました。名取市民大学講座とは、市民の皆様の多様で高度な学習要求に対応し、今、地域が抱えている課題をテーマに開講している名取市の委託事業です。
第4回は、『食事でつくる元気な未来 ~バランスのよい食事で健康寿命を延ばそう~ 』と題して、総合人間科学系 健康栄養部門 准教授の稲村 なお子先生を講師として講座が行われました。
日本人の平均寿命は女性が世界1位、男性が世界5位と長寿国であることは皆さんご存じの通りです。では、健康寿命(日常生活に制限のない期間の平均)はご存じでしょうか。平均寿命と健康寿命の差は、日本人は10.2年であり世界33位です。平均寿命の延び以上に健康寿命を延ばすことが大切であり、食生活を通じた健康寿命の延ばし方をお話しいただきました。
栄養や食生活に関する現状として、適正体重が維持できていない、児童・生徒が肥満傾向にある、バランスの取れた食事ができていない、野菜・果物の摂取量が減っている、食塩の摂取量が増えている、との課題があることを知りました。特に宮城県は幼稚園から高校までのすべての学年で肥満が多く、全国値を上回っていることは身近な課題であると感じました。
健康寿命を延ばすために、バランスの良い食事はなぜ重要なのでしょうか。それは、ただ1つの食品ですべての栄養素を必要なだけ含んでいるものはないからです。このため、身体に必要な栄養を摂るためには、様々な種類の食品を組み合わせて食べる必要があります。特に主食・主菜・副菜の3つと「乳製品」「果物」の組み合わせが良い食事であり「食事バランスガイド」などを参考に「何を」「どれだけけ」食べたらよいか確認できます。
講座を受講し、バランスの良い食事を摂るとともに、砂糖、脂肪、塩分が多く含まれている超加工食品(インスタントラーメン、スナックなど)も控えたいと思いました。健康寿命はいままであまり意識することはありませんでしたが、今の生活をいつまでも続けるためには、今からでもバランスの摂れた食生活をすることが大切だと学びました。そして、今日から実践したいと思います。
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【講座のお問い合わせ先】
尚絅学院大学 地域連携交流プラザ
〒981-1294
名取市杜せきのした5-3-1(イオンモール名取 あおばコート3階)
Tel : 022-381-1490(10:00~17:00)水曜定休
E-Mail : kouza@shokei.ac.jp
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