尚絅学院大学

学習サポートセンター

2024年度ピアチューターイベント報告④ラーニングステーションリニューアルプロジェクト

2024/09/03

2023年10月、学習サポートセンターとピアチューターに「学生が主体となって、新しい学習の場所を作ってほしい」という大学からの依頼をいただいたことから、旧教育研究支援課事務室からラーニングステーションⅡへのリニューアルが始まりました。

「学修の場」「繋がる場」「新しい場」「居心地のいい場」というコンセプトのもと、最初はピアチューターで案を出し合い、学生目線でどんな施設が欲しいのかを考えました。
2023年12月4日~15日の間で全学生を対象にWebアンケートを実施し、学生や教職員の意見を集めました。
ラーニングステーション内でも、学生にどんな施設にしたいのか、なにが欲しいのかをホワイトボードに自由に意見を書いてもらうようにしました。

12月18日、それらの意見をもとに学生とピアチューター、職員とのワークショップを開催しました。
ラーニングステーションの図案をもとに、どの場所に何がほしいのか要望をまとめました。

「教材を置いてほしい」「カーペットとソファーがほしい」「カフェ風にしたい」「Zoomで話しやすい場所にしたい」「ワークショップができる場所にしたい」といった意見が多くある中、1つを交流と学習ができる場、1つを集中して学習できる場にすることにしました。


2024年1月、学生の案をもとに教職員の意見交換があり、教務部長、学習サポートセンター長、外国語教育運営委員長、情報教育推進委員長が参加しました。
教職員の方々にも「カフェ風がいい」という学生の意見などに賛同していただきました。
また、それぞれの委員会と連携してICT学修環境整備や、資格・検定教材の充実させること、大学の様々な部署と協力してリニューアルできるよう進めてくださいました。


2月にこれまでの検討の内容を大学に提案し、3月には採用されたばかりの新人ピアチューターも参加し、ラーステⅠ内の掃除や整理、ラーステⅡの整備、PCの設置が始まりました。


同時期に、予算内で学生の要望に応えられるよう、ピアチューターと職員で検討し素敵な家具を購入しました。
芝生のようなカーペット、数種類のソファー、デスクなど、学生が理想とした家具ばかりで、組み立てながら完成したラーステⅡを想像し、楽しく作業することができました。

校務員さんにも協力していただきながら、家具の組み立てや壁紙の張替え、什器やコーヒーマシンの移設などの作業が5月まで行い、6月1日、ついにラーニングステーションⅡをオープンすることができました!


今回大学の施設のリニューアル作業に参加させていただいたことはとても貴重な経験となりました。
日程の調整や準備、予算のもと家具をそろえてくださった職員の方をはじめ、意見をくださった学生の方、多くの教職員の方々、協力してくださった皆様に感謝しています。ありがとうございました。

ラーステⅠは今まで通り、PC作業や自習ができる場所となっております。
ラーニングステーションⅡはカフェや里山をイメージした空間となり、学生同士との学びあいやコラボレーションが生まれる場所となっています。
ソファーやコーヒーマシン、図書ブース、ホワイトボード、最新のモニターが設置され、学生たちがお話する場面だけではなく、ゼミの活動や講座の開催にも利用していただいています。
おいしいコーヒーを飲みながら気軽にリフレッシュできる場所となっていますので、ぜひご利用ください。
(ピアチューター 人文社会学類4年 小山)