尚絅学院大学

在学生「Talking」

ゼミ活動は夢中になれますか?

特定地域で働く人々に1年間密着。

6人の仲間と苦しみ悩みながら
完成させた映像作品は大きな財産です。

表現文化学科 黒田 晴香
(宮城県 尚絅学院高校出身)

映像制作を行う大野ゼミで「地域に根付いた資産価値」について研究しています。「地域に根付いた資産価値」は名所や特産物ではなく、特定の地域に住む人々であったり、その人々の日常であったり、見逃されがちな地域の魅力のことを指しています。それらの学びを地域おこしに活用できないかと模索しながら研究しています。たとえばその一つが、特定地域で働く人々に1年間密着して制作したショート・ドキュメンタリーです。コロナ禍の中でお祭りをどう開催するのか、仙台のお祭りに関わるスタッフさんにインタビューしたり、石巻のサンファンバウティスタ号の取り壊しの問題、仙台市内にあるLGBT BARへの取材など、我ながら内容の濃い作品になったと自負しています。苦しみ悩みながらも、ゼミの6人の仲間と映像作品を作り上げ、東北映像フェスティバルで奨励賞という実績を残すこともできました。この作品を通して、隠れた地域の魅力や人々、そして20代の私たちがどうコロナウイルスと向き合ってきたのかを広く理解してほしいです。

試行錯誤の経験が達成感につながる!

“グレーゾーン”という考え方
視野が大きく広がりました

LGBT BARでのインタビューを通して“グレーゾーン”でいるという考え方の大切さを知りました。たとえ毎日“性”が変わったとしても人間なのだから不思議はない。主観で凝り固まっていた私の視野を大きく広げてくれた経験でした。