【地域連携センター】日清医療食品株式会社と連携し、特別講座を開催しました
2026/07/13
尚絅学院大学では、2026年7月11日(土)、日清医療食品株式会社 仙台支店との連携により、特別講座「時間栄養学を取り入れた食事の仕方」を開催しました。本講座は、健康栄養学類3年生を対象とした「生化学」の授業の一環として実施したもので、同社の管理栄養士である岩間かおり氏を講師に迎え、約70名の学生が参加しました。
当日は、栄養の「量」だけでなく、「いつ・どのように食べるか」という視点から、食事と健康の関係について学びました。医療・福祉分野の食事サービスに携わる管理栄養士の実践的な取り組みに触れることで、学生にとって将来の専門職としての学びを深める機会となりました。
時間栄養学について学ぶ
講座では、体内時計と食事の関係に着目する「時間栄養学」について紹介されました。時間栄養学は、食事の内容だけでなく、食べる時間や生活リズムが健康に与える影響に注目する学問分野です。なかでも、早稲田大学名誉教授の柴田重信氏は、時間栄養学研究の第一人者として知られ、体内時計と栄養摂取の関係に関する研究を牽引してきました。講座では、柴田氏の研究知見にも触れながら、食事のタイミングを意識することが健康づくりや生活習慣の改善につながることを、現場での実践例を交えて学びました。
岩間氏は、食事サービスの現場において「いつ食べるか」という視点を持つことの重要性に触れ、利用者の健康を支えるためには、栄養管理に時間の視点を取り入れることが大切であると説明しました。
ワークショップを通じて生活リズムを見直す
学生たちは、社会的時差ボケのチェックやクロノタイプ診断のワークショップに取り組み、自身の生活リズムや体質について理解を深めました。診断では、朝型・夜型などの傾向を確認し、自分に合った生活リズムを考えるきっかけとなりました。
講師自身の生活リズムに関する紹介もあり、学生たちは、日々の食事や睡眠のタイミングを見直すことが、健康管理や学修・実習への取り組みにも関わることを実感しました。
食事サービスの実践から学ぶ
実践編では、日清医療食品株式会社が柴田教授の監修で開発した、時間栄養学の考え方を取り入れた「シン食事サービス」について紹介されました。朝・昼・夕それぞれの時間帯に応じた栄養摂取の工夫など、学生たちは、先端的な研究成果が実際の食事サービスにどのように生かされているかを学びました。
また、参加学生は通常食、刻み食、ミキサー食や豆乳入り栄養強化味噌汁を試食し、食べやすさや量、味わいについて体験的に理解しました。当日は、講師の岩間氏に加え、日清医療食品株式会社より3名の管理栄養士の皆さまにもご協力いただき、試食品の配膳・提供を行っていただきました。同社の皆さまのご尽力により、学生たちは実際の食事提供に近い形で学びを深めることができました。
卒業生の活躍から将来像を描く
日清医療食品株式会社には、本学で健康栄養学を学んだ卒業生が管理栄養士として多数在籍しています。講座では、同社で活躍する卒業生の事例として、現場で経験を重ねる先輩に加え、時間栄養学の考え方を取り入れた「シン食事サービス」のプロジェクトリーダーとして本社で活躍する先輩社員についても紹介されました。学生たちは、管理栄養士としての専門性を生かしながら、現場から本社での企画・開発業務へと活躍の場を広げるキャリアの可能性を、より具体的にイメージすることができました。
今回の特別講座は、産学連携による実践的な学びを通じて、学生が専門知識と職業理解を深める貴重な機会となりました。尚絅学院大学では、今後も学外機関との連携を通じ、社会で活躍できる人材の育成に取り組んでいきます。
開催にあたりご協力いただきました日清医療食品株式会社の皆さまに、心より感謝申し上げます。
講座にご協力いただいた日清医療食品株式会社のみなさま