ボランティア活動報告2018夏の活動報告② 兵庫県の大学生との合同ボランティア活動(1)~閖上の住民の皆さんと交流~
2018/11/12
夏の活動報告の第二弾からは、兵庫県の大学生と行った合同ボランティア活動について報告します。今回は、閖上第一団地・第二団地の住民の皆さんと交流会を行った様子をお伝えします。
8月25日(土)~27日(月)の3日間にわたり、大学コンソーシアムひょうご神戸の皆さんと尚絅学院大学のボランティアチームTASKIで合同ボランティア活動と学習会を行いました。
【閖上第二復興公営団地 住民交流会への参加】
8月25日には、閖上第二復興公営団地の住民顔合わせ会に参加しました。これはご近所同士のつながりづくりのために、住民有志の会を中心に、名取市と名取市サポートセンターどっと.なとり(JOCA)の皆さんが、月1回企画している交流会です。とても暑い日だったこともあり、かき氷やお茶を楽しみながら、学生たちは住民の皆さんとたくさん交流することができました。
午後は閖上の現地踏査をし、語り部の長沼さんのお話を聞きながら、日和山、慰霊碑などをまわりました。震災から7年半が経過し、新しい町づくりが進みつつある閖上の様子を見ながらお話をお聞きしました。
【閖上第一復興公営団地 “おくずかけ”作りで交流】
8月27日は、閖上第一復興公営団地の皆さんと、名取市の郷土料理である“おくずかけ”を作りました。
おくずかけとは、野菜、豆麩、温麺などを入れて煮込んだ汁料理で、主にお盆や正月などに食べるものです。兵庫の学生にとってはもちろん、宮城でもおくずかけ作りは初めてという学生もおり、また地域や家庭ごとに味付けや具が異なるため、今回は閖上の皆さんの具や味付けなどレシピを住民の皆さんにお聞きしながら作っていきました。
美味しいおくずかけが完成し、味わいながら語らい、楽しい交流のひと時。食後にも健康体操やお茶っこ、旗作りなどをしながら閖上の話を聞くことができました。学生たちは新しい町づくりの場に参加させていただいたことで、交流の場の大切さや、自分たち学生が力になれることは、何かを考える機会になったようです。