尚絅学院大学

ボランティアチームTASKI

ボランティアチームTASKI 山元町桜塚地区の防災訓練ボランティア

2023/11/27


本企画の実現にあたって

 本企画は、被災地域のコミュニティを活性化することを目的として、宮城県復興支援・伝承課からのお声がけにより実現したものです。活動にあたっては、伝承課の皆様と(一社)東北まちラボ様に準備段階から本番に至るまで丁寧なご指導をいただけたことで、企画を実現することができました。

活動内容

 今回のボランティアでは、総合防災訓練の内、避難訓練並びに炊き出し訓練の運営補助を行いました。
 避難訓練では、避難住民の受付や、安否確認のための自宅訪問を行いました。参加した住民の皆様の表情からは、地域が一丸となってみんなの命を守ろうとする想いを感じ、私たちTASKIも有事の際の動きを強くイメージしながら訓練に臨みました。
 また、炊き出し訓練では、配膳だけではなく住民の皆様と一緒に芋煮を作る作業を行い、炊き出しをするまでの流れの確認や大変さを実感することができました。

活動を終えて

 今回のボランティアに参加させていただき、改めて災害時の動き方について考える機会となりました。安否確認を迅速に行うことにより、本当に救助が必要な住民(要支援者)を素早く把握することができ、命を守る行動に繋がります。こういった日頃からの訓練が、いざという時に活きてくるのだと再認識することができました。この記事を読まれている皆様も、いざというときのためにお住まいの地域の防災計画やハザードマップを確認しておくなど、防災意識を高めておくことをおススメします。
 また、訓練後の芋煮会を通して、桜塚地区の皆様とお話をする時間を頂けたことは、大変貴重な機会となりました。お話する中で、桜塚地区では、若者の減少や住民同士が繋がる機会の減少など、様々な課題を抱えていることを直接伺うことができました。今回のボランティアを契機に、今後は山元町の皆様とのご縁を大切にしながら、山元町の未来を一緒に考える活動を行っていきたいと考えております。
 このようなご縁を頂けたことに、TASKIメンバー一同感謝しております。

【TASKI参加メンバーの感想】
今回桜塚地区の避難訓練に初めて参加し、避難訓練がどのように行われているのか、また災害公営住宅の実情を知ることができた。さらに私たち
に出来ることは何か、必要なものはなにかという事を考える機会となった。ぜひ次回からは企画の段階から参加し、地域の防災力の向上や地域コ
ミュニティの形成に携わりたいと感じた。(人文社会学類2年)
 

今回のような住民さんと直接かかわる活動は、2021年度に行ったお茶会以来であり、住民の皆さんが温かく迎え入れてくださったこともあり、個人的には今年度の中で一番大きくレベルアップ出来た活動だったと思う。また、防災訓練の際に安否確認で住宅地を回ったが、若者が減少している原因と実態をこの目で見ることができ、機会があればどのような原因が実際に関与しているのか、真実を確かめたい。(心理学類3年)

 

避難者の受付の様子です

避難者の受付の様子です

心を込めて芋煮を作りました!

心を込めて芋煮を作りました!