尚絅学院大学

ボランティアチームTASKI

大学間連携オンライン合同ボランティア活動・学習会2020 1日目報告

2020/09/29

「被災地への支援のあり方を考える」~コロナ禍で私たちにできることとは~(8月29日・30日開催)

8月29日(土)~30日(日)の2日間で、大学コンソーシアムひょうご神戸と尚絅学院大学ボランティアチームTASKIの学生スタッフ、そして今回のオンライン学習会に応募してくれた14名の兵庫県と尚絅の学生で合同ボランティア学習会を行いました。TASKI学生にとっても初めての試みであったオンラインでの学習会の様子と、参加した学生の感想をお伝えします。

ソーシャルディスタンスに配慮した形で実施しました

ソーシャルディスタンスに配慮した形で実施しました

8月29日
第一部:アイスブレイク,両学生スタッフによる活動紹介,バーチャル閖上バスツアー
第二部:阪神淡路大震災についての講話,学生意見交換会「講話を聞いて感じたこと・考えたこと」  

一日目は、まずは緊張ほぐしの自己紹介から。学生スタッフと今回の参加学生は、この日が初対面!プラス非対面式なので、やはりお互い緊張があるようで、固い雰囲気をほぐすために出身や学習会の参加理由、お互いの呼び名などを聞いたりしました。
「バーチャル閖上バスツアー」は、尚絅で毎年行っている東日本大震災の被災地である宮城県名取市閖上地区を実際に訪れ、その被害や被災地の変化を学ぶ閖上バスツアーを“バーチャル”で体験できるように制作した動画です。 参加学生はほとんどの人が初めて見る津波による被災地の経時的変化や、現地で暮らす被災された方のお話し、まちづくりが進む閖上を見聞きし、色々と感じるものがあったようでした。「現地を訪問した感覚になった」という嬉しい感想もありました。


第二部では、公益社団法人兵庫県専修学校各種学校連合会 事務局長 鬼本英太郎さんより、「私たちの被災地支援とは~阪神、その後の災害から~」という題で講話をいただきました。 私たち学生は、経験したことのない26年前の阪神淡路大震災。直接当時の被害の状況や“ボランティア”という言葉が普及していなかった当時の市民の助け合いの活動、ボランティアは社会にとってどういう存在なのか、など貴重なお話を聞くことができました。

鬼本さんの話を受けて、それぞれが感じたこと考えたことをグループで意見交換し、全体で共有しました。
「人とのつながりが大切」「市民同士で助け合える関係ってすごい」「阪神淡路大震災について知ることができてよかった」という内容や、話が進んだグループでは「災害のことを忘れないようにする工夫ってなんだろう?」といった内容まで考えていたグループもあり、それぞれの考えが深まった時間となりました。


【プログラム一日目の感想】
・震災の怖さを改めて感じた。今、自分には何ができるのかを考える機会になった。
・一日目ということでどのようなイベントなのか、初めて会う方とのZoomでのやり取りが上手くいくのかとても緊張していましたが、東北の内容やボランティアについて等、普段の生活では学べないような内容ばかりでとても勉強になりました。
・(学生スタッフ)私たちが発信していることが、未来へとつながる活動になればいいなと思いました。
・(学生スタッフ)鬼本さんの話を聞いて、ボランティアをするにあたり、自分の過去の経験を“今”の現場で押しつけないこと、という話が印象的でした。同じ「震災」「水害」でも場所によって状況はそれぞれ違う。前にうまくいったからといって、今同じように出来るかは分からない。被災された方に寄り添い、私たちは応援者・協力者になれるよう努める。そういう気持ちを忘れず活動していきたいと思いました。


ボランティアチームTASKI学生スタッフ 健康栄養学科4年 逸見 彩絵