夏のボランティア活動報告② 兵庫県の大学生との合同ボランティア活動・学習会(2)
2019/12/03
8月24日(土)~26日(月) の3日間にわたり、大学コンソーシアムひょうご神戸、尚絅学院大学のボランティアチームTASKI、東北大学の学生で合同ボランティア活動と学習会を行いました。前回に引き続き、プログラムの3日目の様子と学生の感想をお伝えします。
8月26日【尚絅学院大学での合同学習会】
最終日は、尚絅学院大学にて、ひょうごボランタリー前所長鬼本英太郎さんによる阪神淡路大震災に関する講話と、阿留多伎教授による岩沼市玉浦西地区の復興に関する講話をいただき、貴重な学びの機会となりました。
休憩時間を利用して、防災食を作り試食する機会も設けました。お湯だけで作ることができる点や、様々な味があり食べやすいものでした。次にいつ起こるかわからない災害に備えて、防災・備蓄について考える時間となりました。
また午後は、学生企画によるワークショップを実施しました。3日間の活動や学習会を経てそれぞれが感じたことを共有し、「復興ってなんだろう」「学生として私たちにできること」というテーマで意見交換を行いました。神戸の学生の中には、初めて宮城に来たという学生もおり、それぞれの復興やボランティアに対する様々な考えを共有することが出来ました。
【3日間参加した学生の感想】
(大学コンソーシアムひょうご神戸)
・住民交流会が印象に残っている。震災のことなどを、住民さんの口から聞くことが出来て本当に貴重な経験となった。これをしっかり伝えていきたい。
・住民さんとの交流で子供とずっと遊んでいたが、信頼されることによって子供が抱えている震災の体験について教えてもらうことができ、親がしっかりと震災時に生まれていない子供にも伝えていることを知って、伝承することの大切さ、受け入れて前向きにすすむことの重要さがわかりました。
・もう一度閖上に行きボランティアがしたい。そのためにも、地元でも積極的にボランティアに参加し、経験や知識を深めたい。
・本当に参加してよかったと思いました。なぜなら多くの人の考えや、感想をきいて新たな考えを自分にも取り入れる事ができたし、今まで知らなかった現状を知ることで考え方は1つではないし、自分たちがやろうと思えば何でもできそうだと感じることができました。
(ボランティアチームTASKI)
・県内または県外のボランティア団体との交流ミーティングなどに参加して、どんな活動を行なっているのかや、一緒にできる活動はないか話してみたい。
・阪神淡路大震災がどのようにして起こったのかを学びたいです。
・正しい情報を知ることが大事だと感じました。震災についての情報を風化させたくないと思いました。ボランティアの本当の意義についてはしっかりと頭の片隅に置いて常に忘れずに活動したいと思いました。この3日間は、宮城の学生にとっても、神戸の学生にとっても非常に学びのある合同活動だったのではないかと思います。