夏のボランティア活動報告① 兵庫県の大学生との合同ボランティア活動・学習会(1)
2019/12/02
8月24日(土)~26日(月) の3日間にわたり、大学コンソーシアムひょうご神戸、尚絅学院大学のボランティアチームTASKI、東北大学の学生で合同ボランティア活動と学習会を行いました。今回は1日目と2日目の様子をお伝えします。
8月24日 【岩沼市玉浦西&名取市閖上の現地踏査】
岩沼市玉浦西地区では、尚絅学院大学人文社会学群教授の阿留多伎先生より、震災の津波により甚大な被害を受けた岩沼市の沿岸6地区の防災集団移転について、説明していただきました。
岩沼市の現地踏査はTASKIの学生にとっても初めてでしたが、これまで訪問していた閖上とは異なる区画整備の様子や、地区ごとに違う公園づくりの工夫などを知ることができました。
閖上に向かうバス車内ではTASKIの学生が被災地についてガイドし、さらに日和山、震災メモリアル公園、閖上中央集会所において講師の長沼さんから、震災当時の様子や新しいまちづくりの様子についてお話をしていただきました。
【長沼さん・卒業生の講話】
午後はイオンモール名取の地域連携交流プラザに移動し、長沼さんより新しい閖上のまちづくりの様子について講話をしていただきました。 また、震災当初からボランティア活動を行いTASKIの立ち上げに関わった卒業生から当時の活動内容なども聞くことが出来ました。
8月25日【閖上地区で住民さんと交流会】
閖上中央集会所をお借りし、神戸の学生と共に企画した「みんなの閖上交流会」を行いました。 新しいまちづくりがスタートした閖上では、春に町内会が結成されたばかりです。そのため新たに移り住んだ住民さんなどにも声をかけながら、住民さん同士の交流や地域づくりが進められています。
学生も住民さんと一緒に交流を楽しみながら、閖上の昔話をお聞きしたり、神戸の学生が地元の話をするなど大変盛り上がりました。子どももたくさん来ており、徐々に若い世代が閖上に増えてきていることを実感しました。
その日の振り返り会では、「地域のつながりが分かった」「震災当時の話を具体的に聞くことが出来た」といった感想が共有されました。