「第6回 大学生と考えるSDGs」開催報告
2023/10/17
第3部 パネルディスカッションの様子
2023年10月7日(土)、尚絅学院大学にて「第6回 大学生と考えるSDGs」を開催しました。今回は「気候変動と私たちのくらし ~キリバスの危機から考える~」というテーマのもと、基調講演、キリバスの若者たちからの動画メッセージ、パネルディスカッションの3部構成で行いました。
基調講演では、日本キリバス協会代表理事のケンタロ・オノ氏をお招きし、中央太平洋の島国キリバスで起こっている気候変動が、人々のくらしや社会全体に大きな影響を与えていること、子どもたちの未来を絶対あきらめないことを強くお話しされました。
気象予報士の渡邊 朝生 氏からは、観測データから気候変動について説明していただき、私たちが置かれている状況を理解するとともに、科学的データを読み解く力の必要性を感じました。
キリバスの若者たちのからのメッセージは、学生実行委員会メンバーが翻訳し、字幕をつけた動画を皆さんに見ていただきました。美しい海を背景に語られたのは、大潮の恐怖や飲み水への不安などであり、キリバスの若者たちが危機に直面しながら前向きに生きている様子が伝わってきました。
パネルディスカッションでは、人文社会学類4年の中川さんと3年大沼さんが、オノさんや渡邊さんに疑問や思いを投げかけ、答えていただくという形で進行し、会場からの声も聞きながら、終始あたたかな雰囲気に満ちていました。
会場にお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。皆様とよい時間を過ごすことができたこと何よりの喜びでございます。
今回の「大学生と考えるSDGs」は、学生実行委員会が企画・運営を担当いたしました。この経験が学生たちにとって良い学びの場となったことと思います。尚絅学院大学は、これからも「地球市民」の育成に向けて歩んでまいります。
担当教員: 人文社会学類 渡邊千恵子
基調講演 ケンタロ・オノ氏
基調講演 渡邊 朝生氏