【実施報告】2022年度名取市民大学講座(第4回)が開講されました。
2022/09/09
8月28日(日)地域連携交流プラザ(イオンモール名取あおばコート3階)を会場に、2022年度名取市民大学講座が開講されました。名取市民大学講座とは、市民の皆様の多様で高度な学習要求に対応し、今、地域が抱えている課題をテーマに開講している名取市の委託事業です。
最終回となる今回の講座は「発達障害・知的障害を有する子どもの青年期の支援-仲間関係の発達から―」と題して、総合人間科学系 教育部門の佐々木 健太郎先生を講師に開講されました。
私たちは学童期から現在に至るまで「仲間」「友達」「親友」といった存在に助けられ、支えられて生きてきました。また、成長過程において、学校に通い、部活やサークルに所属することで、時には喧嘩をしながらも、家族以外の他者と関わっていく社会スキルを仲間関係のなかで身につけています。
発達障害や知的障害を有する子どもたちは、こだわりが強いことや、他人の意図・知識・信念などを推測するのが難しい、行動抑制ができないなど、その子どもの持っている個性によっては、暗黙のルールが理解しきれずに他人との関係を作るうえで支障になり、生きづらさを感じてしまいます。そんな子どもたちにどんな支援ができるのか。佐々木健太郎先生の現場での実践経験(ささけんクラブなど)を踏まえてお話しがありました。
どんな子どもにもこれから生きる社会に希望を抱いてほしい。佐々木先生の講座では、多様な世代間でのつながりの大切さや、地域住民の関わりに関心を向けることの大切さを学びました。
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校外余暇支援活動「ささけんクラブ」 とは…
佐々木 健太郎先生が2010年より開始した活動。卒業を見据えた生徒同士の仲間関係を構築することを目的としており、対象は、高等部在籍生徒、卒業生やそのきょうだいです。学校には様々な制約があり、子どもたちへの要求が大きくなるのに対し、家族では制約やルールが学校ほど多くなく、融通は利くが、社会的関係の規模が小さいことから「学校より緩く、家庭より友達との関りがある場を提供できないか」という思いをきっかけに開始しました。
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尚絅学院大学地域連携交流プラザ
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【講座のお問い合わせ先】
尚絅学院大学 地域連携交流プラザ
〒981-1294
名取市杜せきのした5-3-1(イオンモール名取 あおばコート3階)
Tel : 022-381-1490(10:30~18:30)
E-Mail : kouza@shokei.ac.jp
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