京都弁護士会選択型実務修習の修習生受け入れをしました [人間心理 内田]
2016/11/29
内田知研究室では、2016年10月17(月)から21日(金)まで、司法修習生の選択型実務修習の実習を行いました。
修習期間中、修習生の方は本学の学生と交流しながら臨床心理面接法、臨床心理査定法、そして精神・心理症状学を学んでいきました。
司法修習生が臨床心理学の実習!?と思われる方もいるかもしれませんが、
相談事を抱えた方と面談し、その方の支援をする、という点においては、心理臨床の領域でも司法の領域でも変わりません。
共感的に接することが必要なときもあれば、ときには精神医学的な所見を疑って接する必要も多分にあることだと思います。
実習内容は、講義だけでなく、本学の臨床心理系の教員との懇談、大学院ケースカンファレンスの陪席、関連施設(東北少年院、石巻NOTE)の見学なども盛り込んでみました。
私自身、専門外の方にどうすれば分かりやすく、かつ身になる研修が出来るのか、一つの教育を体系化する良い機会となりました。
今回ご協力いただいた団体、および関係者の方にお礼申し上げます。
最後に、修習生の方が今後、心理臨床に造詣の深い法律家としてご活躍されることを期待しております。
文責: 心理学専攻 講師 内田知宏