【心理学類】基盤演習で宮城県保健福祉部精神保健推進室とコラボしました
2019/12/03
心理学類の内田です。
今年度後期の基盤演習IIでは「他者貢献の心理学」というテーマで、4名の教員(水田、田島、川端、内田)がそれぞれの専門と絡めて授業を展開しています。臨床心理学が専門である私の担当分については、宮城県保健福祉部精神保健推進室と共同で大学生向けゲートキーパー養成講座を3回分実施しました。
日本では若者の死因第1位に自殺が位置しています。この現状に対して宮城県では、若者こころの支援モデル事業を発足し、県内大学生に対して自死予防に関する理解促進に向けたゲートキーパー養成講座の実施を図っています。
その第1弾として本学の心理学類対象に講座を実施しました。講座では、宮城県保健福祉部精神保健推進室の石川様、認定NPO法人 Switchの高橋様、小関様、加藤様にもご登壇いただき、それぞれの立場からのお話をいただきました。
学生は熱心に講義に耳を傾け、講義中のワークやコメントからも意欲的な姿勢が伝わってきました。
事業では、本学での実施を機に、宮城県内すべての大学でゲートキーパー養成講座を実施していくことを目標としています。
心理学類の学生は今後も実習や演習等で多職種に触れることがあると思います。心理学だけでなく、さまざまな専門に触れることでより広い視野を養っていただければ幸いです。