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【子ども学類】保育原理で沖縄を想い平和を考える

2024/09/02

6月23日は沖縄慰霊の日です。
この日に一番近い保育原理の講義(6月20日)で沖縄を覚えました。

沖縄からゲストスピーカーを迎えて講義

zoomですが、沖縄からゲストスピーカーをお招きして講義を行っていただきました。
そのゲストとは城倉翼(じょうくら つばさ)さんです。那覇バプテスト教会の牧師です。

沖縄では、世界大戦中に地上戦が行われ、兵士だけでなく住民も巻き込まれて約23万人が死亡しました。
写真は艦砲射撃の様子です。

集団自決も、信じられない事実です。

沖縄では、今でも幼稚園、小学校の頃から、沖縄戦のことが語り継がれています。
私たちも、この沖縄の悲劇を知っていなければならないと思います。

鉄の暴風

鉄の暴風

今も続く基地問題

沖縄県本島の15%が米軍基地(嘉手納、普天間、キャンプシュワブなど)であり、日本本土にある米軍基地の70%が沖縄県に集中していることには驚きです。つまり、米兵の70%が沖縄県に駐屯しているということでしょう。

オスプレイや戦闘ヘリ、ジェット機は市街地の上を飛び、頻繁に事故を起こしています。
緑ヶ丘保育園のこと(12/9/2017)、普天間第2小学校(同月13日)のことも聞きました。
保育・教育の現場が日常的に脅かされているのです。

今のウクライナやガザ地区の比ではないかもしれません。
でも、本当に恐ろしいことが、天災ではなく人災として、人間の住む地上で起きていることを私たちは今どう考えればよいのでしょう。

沖縄県本島の15%が米軍基地

沖縄県本島の15%が米軍基地

学生の感想(抜粋)

「鉄の暴風」写真を見て戦慄しました。戦争後の悲惨な写真はこれまでに何度か見たことがありますが、たくさんの交差した光の線が漫画のコマのように見えて非現実的でした。

沖縄戦についてあまり知りませんでした。これがどんなに悲惨な出来事であったかを理解し、改めて戦争の恐ろしさを感じました。

敵味方国籍関係なく、沖縄戦で亡くなった方々の名前を刻む平和の礎から、敵国を憎むのではなく、すべての人の平和を願う沖縄の方々の気持ちが伝わってきました。

米軍基地がこんなに大きいことを初めて知りました。この基地を人々の「日常」が取り囲んでいる。そんなこと私には想像できません。こんな非日常が隣にいることは異常だと思います。

対馬丸が沈没し、たくさんの子どもたちが亡くなったという歴史があることを今回のお話で初めて知ることができました。改めて戦争は誰も幸せにならないものだなと思いました。

(文責:東 義也)

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