令和3年度みやぎ県民大学講座(SDGs国際理解~世界を読む~連続講座)第3回が開催されました
2021/11/12
11月8日(月)尚絅学院大学ゆりが丘キャンパスにある礼拝堂を会場に、令和3年度みやぎ県民大学講座が開催されました。
みやぎ県民大学講座とは、県民の皆様に多様な学びの機会を提供するため、宮城県の委託事業として県内の教育機関が所有する知的財産を地域社会に開放している学校等開放講座です。 本学では、東北を「持続可能な社会」として次世代に引き継いでいくために全学をあげてSDGsを推進していることから、2021年度は「SDGs(国際理解)世界を読む」をテーマとして4回連続の講座を開講しています。 |
第3回目となる今回の講座は「生演奏で聴く音楽紀行ー名曲で旅する世界ー」と題して、総合人間科学系芸術・スポーツ部門教授の土田定克先生を講師として講座が行われました。
土田先生の解説とピアノ演奏を交えて、様々な国の音楽を聴きながら学ぶことができました。
今回は、J.S.バッハ、W.A.モーツァルト、F.ショパン、S.V.ラフマニノフなどが書いた作品を取り上げました。生まれ育った時代、国、環境が違うからこそ、作曲家たちが描いた世界観や演奏様式、旋律、フレーズ、ハーモニーが違うことがわかりました。
演奏を聴くにあたり大切なことは「鳴った瞬間の音、会場の響き、次の音へ向かうにあたっての繋がりすべて」を感じることである、と説明がありました。
土田先生のピアノは、鳴らしたときの音色だけでなく、会場全体の空間を掴み、曲としての流れを感じ、作品に込められた思いが一体となって伝わった圧巻の演奏でした。
映像や音源によるものとは一味違う、土田先生による「生演奏」を、礼拝堂の趣ある雰囲気と空気感とともに堪能できた、特別な一時だったのではないでしょうか。