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【実施報告】2024年度名取市民大学講座(第1回)が開講されました

2024/09/26

8月23日(金)イオンモール名取あおばコート3階イオンホールにて、2024年度名取市民大学講座が開講されました。名取市民大学講座とは、市民の皆様の多様で高度な学習要求に対応し、今、地域が抱えている課題をテーマに開講している名取市の委託事業です。
 

第1回は、『いきものたちとの“ご近所づきあい” ~尚絅の森の野生のいきもの~ 』と題して、総合人間科学系 理工・自然部門 教授の鳥羽 妙先生を講師として講座が行われました。


尚絅学院大学は、名取市ゆりが丘キャンパス周辺の山を、5年周期で恒常的に整備し、里山(尚絅の森)を再生すべく地域住民や学生・生徒、教員、市民ボランティアなどが参加し里山再生プロジェクトとして活動しています。講座では、ゆりが丘キャンパス周辺に生きる「いきものたち」の生態を学び、里山にて自然を身体と心で感じる「市民が楽しむ森づくり」についてお話しいただきました。


里山は昔と今では大きく変わりました。昔は、桑畑、草刈の山、炭焼きをする雑木林、植林地などがあり、そのふもとでは人々が里山の恵みを受けて生活をしていました。現在では雑木林や植林地だけになり樹木が生い茂っています。里山再生プロジェクトでは、伐採による採光の確保やヤギ飼育、キノコ栽培などに取り組んでいます。

尚絅の森にいる動物はさまざまです。ツキノワグマ、イノシシ、イタチ、テン、キツネ、カモシカ、タヌキ、アナグマ、ハクビシンなど、これらの動物は尚絅の森に設置したカメラ(カメラトラップ調査)に映像が記録され、講座にてツキノワグマをはじめ各動物の映像や鳴き声の動画を投影して鳥羽先生にご説明いただきました。受講生はご近所の「いきものたち」を目の当たりにし、驚きとともにその生態にあらためて興味を抱かれたようでした。

講座を受講し、里山の大切さや身近にある複雑な生態を学ぶとともに、「いきものたち」との関係(生態系)に人間(活動)も含まれていることを自覚できました。そして、「自然との共生」のため、動物たちとどのように関わり、私たちに何ができるか?を考える良い機会になりました。


------------------今後の名取市民大学講座-----------------

【第2回】 8月28日(水)15:30~17:00
「心の病気を抱える人にどう寄り添うか」
 ~大切な家族、友人、自分に向けて~
 講師:内田 知宏先生(総合人間科学系 心理部門 准教授)

【第3回】 9月3日(火)10:30~12:00
「水環境と人びとの暮らし」
 ~地域社会の歴史と知恵から読み解く~
 講師:岡田 航先生(総合人間科学系 社会部門 准教授)

【第4回】 9月17日(火)10:30~12:00
「食事でつくる元気な未来」
 ~バランスのよい食事で健康寿命を延ばそう~
 講師:稲村 なお子先生(総合人間科学系 健康栄養部門 准教授)

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【講座のお問い合わせ先】

 尚絅学院大学 地域連携交流プラザ

 〒981-1294

 名取市杜せきのした5-3-1(イオンモール名取 あおばコート3階)

 Tel  : 022-381-1490(10:00~17:00)水曜定休

 E-Mail : kouza@shokei.ac.jp

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