2021年度 尚絅学院大学市民大学講座(第1回)が開催されました
2021/11/09
「尚絅学院大学市民大学講座」は本学の地域貢献事業の一つとして行っている、市民の皆さまに向けた教養講座です。
毎年、テーマ・内容を変更して実施し、今年度は4つのテーマで開講いたします。
11月8日(月)地域連携交流プラザ(イオンモール名取内)を会場に今年度第1回目が開催されました。
野田 奈津実先生(総合人間科学系 健康栄養部門 准教授)を講師として、
「宮城県の健康課題、知っていますか?-自分にもできる、減塩方法を考える-」をテーマに行われました。
講座では、厚生労働省より5年に一度発表される『日本人の食事摂取基準2020年版』を参考に、ナトリウムの食事摂取基準を、性別・年齢等別に確認しました。普段食べている食品、調味料等には、多くの食塩が含まれており、普段から意識して食事をしないと1日の食塩摂取基準を大きく上回っているということが分かりました。
塩分の過剰摂取は高血圧等の生活習慣病につながる可能性が高くなるため、普段の食事から減塩を意識することが必要であること、
また、減塩する際のポイントとして、塩分濃度(味の濃さ)だけでなく、量・頻度(どれだけ食べるか)も意識することが大切であり「薄味だからたくさん食べても大丈夫!」ではないという事を学びました。
講座の最後には、減塩した食事を無理なく継続していくためには、満足度・おいしさも重要で、食べ方、調理の際の工夫などが必要であることが分かりました。
<受講生の感想(一部抜粋)>
・いつもそこまで塩分について意識せず食べていたのでこれからはみそ汁の塩分や、つけるしょう油、加工食品を食べる回数など工夫してみようかなと思います。興味深いテーマで大変勉強になりました。ありがとうございました。
・普段自分がよく食べている食品について、今一度、塩分量を調べてみることの重要性を再確認しました。
現状を知り、どのような形で調理し、そして、どのくらいの量を摂取していけば良いのか再度考えていきたいと思います。
これからも、塩分の取りすぎには十分気をつけながら、おいしい料理を、おいしく食べられるようやってみたいと思います。