学校教育学類 授業風景2019/05/15
2019/05/17
1年次前期の「基盤演習Ⅰ」。大学の学びと学生生活を充実させるための基礎知識を身につける授業です。この日の授業は、将来の職業について考えるために、進路就職課の職員の方、そして教職課程センターの先生方にお話をいただきました。
進路就職課 中村課長
進路就職課の中村課長と金内職員からは、尚絅学院大学のキャリア形成支援のあり方や、進路就職課主催のさまざまな講座についてのお話がありました。1、2年生のうちから公務員試験対策講座を受講しておくと、教員採用試験の対策にもなるとのこと。
小学校教員採用候補者選考に際しての「学校推薦」の制度についても詳しい説明がありました。耳寄りな情報をわかりやすくお話しいただきました。
進路就職課 金内職員
続いて、教職課程センターの先生方のお話です。鍵賴信先生、新山祐子先生のお二人は、昨年度末まで小学校の校長先生を務めておられました。
鍵先生は、子どもたちとの関わりの素晴らしさ、「先生」という仕事のやり甲斐について生き生きと語ってくださいました。新山先生は「得意なことも不得意なことも子どもたちと一緒にできる。それが小学校の先生の喜び」と感じておられたとのことです。
教職課程センターの先生方(右から新山先生、佐藤先生、鍵先生)
特任教授の佐藤佳彦先生も、もと小学校の校長先生です。
教職課程センターでは教員採用試験対策講座も実施しています。しかし佐藤先生は、筆記試験の対策だけを行うのではなく、教員になってから、困難な状況の中でも周囲の人とコミュニケーションをとりながら学んでいける人を育てたいと考えておられます。
相撲界に伝えられてきた「三年先稽古(さんねんさきのけいこ)」という言葉をキーワードに、「先生になってから、先生であり続けるため」の準備を今から行うこと、すなわち人間性を培う努力を日々行うことの大切さを教えてくださいました。
「深刻な相談でなくてもよいから、1年生のうちから教職課程センターに足を運んでほしい」とのお勧めもいただきました。
教職課程センター 佐藤佳彦先生
教員をめざす上で大事なことは、何よりもまず、人間性を磨くこと。
学校現場の「今」を知るお三方のお話は、学生たちの心に強く響いたようです。