7月9日（土）尚絅学院大学を会場に、2022年度みやぎ県民大学講座が開講されました。
みやぎ県民大学講座とは、県民の皆様に多様な学びの機会を提供するため、宮城県の委託事業として県内の教育機関が所有する知的財産を地域社会に開放している学校等開放講座です。
2022年度は「地域社会と公共社会学」をテーマに４回の連続講座を開講しています。

第1回目となる今回の講座は「災害復興と公共社会学」と題して、総合人間科学系　社会部門特任教授の田中　重好先生を講師として講座が行われました。
講座では「災害と公共性」がなぜ問題になるのかについて、「災害の記憶」「災害遺構」「災害の伝承と災害文化」といった視点から、災害復興をめぐる公共的な課題と「公共的な死」について考えていきました。

現在残されている東日本大震災の災害遺構の多くは、その建物に逃げた人々は安全に避難できたという点は語られているが、その周辺で犠牲になった人々の「なぜ避難できなかったのか」「なぜ失敗したのか」という点は語られていないという問題点について考えました。

災害による死を個人の私的な領域に押し込めずに、誰もが災害を学べる場所へと変化させ公共的に意味のあるものにすることで、あの時の失敗から何が学べるのかを、将来そこに住む人々や遠くの地に住む人々にも伝えられるということを学びました。




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第2回：テーマ「公共社会学への招待」　講師：長谷川　公一（尚絅学院大学 総合人間科学系 社会部門 特任教授）
第3回：テーマ「地域社会と公共社会学」講師：稲澤　努　　（尚絅学院大学 総合人間科学系 人文部門 准教授）
第4回：テーマ「人づくりと公共社会学」講師：松田　道雄　（尚絅学院大学 総合人間科学系 社会部門 教授）




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【講座のお問い合わせ先】
　尚絅学院大学　地域連携交流プラザ
　〒981-1294
　名取市杜せきのした5-3-1（イオンモール名取　あおばコート3階）
　Tel　   : 022-381-1490（10：30～18：30）
　E-Mail : kouza@shokei.ac.jp
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