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【子ども学類】基盤演習「附属幼稚園見学報告会」(グループワーク発表)

2024/01/10

コミュニケーション力や協働する力を磨く

 子ども学類1年生は「基盤演習(ライティングを含む)」の授業で、附属幼稚園の見学に行きました。(11月中旬)
その後、各学生がまとめた報告書の内容をグループ内で共有し、情報を分類・整理して、8つのグループごとに発表スライドを作成しました。(12月上旬) 
 発表スライドの構成は、(1)子どもの姿(発達段階等)、(2)保育者の役割・仕事内容 、(3)保育環境の3つの観点で、それぞれの【エピソード】と【学び・気づき・考察】を記述したスライド3枚と、グループ紹介1枚、さらにグループワークの総括スライド1枚、計5枚のスライドを全体発表してもらいました。(12月中旬)

 

 

 

 

学生の気づき・学び・感想

・同じ付属幼稚園に全員見学に行ったが、行った時間やクラス・場面によって学びが全く違うことに気づいた。また、同じ場面を同じ時間・環境で見ていた同じグループのメンバーでもそれぞれの視点から得られた学びは異なり、意見交換によって学びを何倍にも増やすことが出来た。

・子どもの姿、保育者の働き・役割、保育環境について、エピソードから学び・気づきを共有することができ、ほかのグループの発表を聞くことで自分たちができなかった発見や学びを得ることができた。それぞれの年齢に合わせた子どもの姿や保育者の接し方も変わることに気づいた。

・発表内容の中で特に印象に残っているのは「子どもが何かを好きになるきっかけは『褒められる』という経験からなる」という言葉であった。自主的に何かに興味を持ち好きになる子どももいるかもしれないが、思えば自分も幼少期の頃、褒められたものに対して没頭して取り組んでいた記憶があり、その没頭していたものは今でも好きでいる。そのため、子ども達が何かに没頭出来るものを探し、集中力や好奇心を培うことができる環境を用意し、「凄い」と思った事を保育者が子ども達に伝えることが大事だと学んだ。

・他のグループの発表で、“幼い子どもほど体と心がシンクロする”という他の授業で習ったことを実際に確認することができたという内容が印象的だった。確かに、知識として頭にあるだけでは何も意味をなさないと思う。3年生からの実習では、授業で習ったことを存分に活かせるように臨みたい。

・私はグループのスライド作成を担当したが、全8グループ書き方やデザインが全く異なり見やすさなども異なった。スライドを作るうえで内容をしっかり書くこと以外にもレイアウトやアニメーション、文字の大きさなどに気を配る必要があることを感じた。自分が作成したスライドが周りにどう見えているかはわからないが今後のスライド作成の機会に今回感じたことや学んだことを生かしていきたい。

・今回のグルーワークの経験が今後の保育実践にも生かせると感じた。つまり、保育者同士の情報交換・共有・議論の場が重要かつ必要不可欠なものであると考えた。

グループワーク・報告会を終えて

 以上のように、学生は様々な学び・気づきを得ることができました。幼稚園見学の際には自分なりの視点や問題意識をもって見学に臨んだからこそ、グループワークや全体発表を通して、様々な視点があることや自分が気づかなかった視点があることに気づくことができました。
 今後も様々な場面で学生同士が学び合い、その経験の積み重ねによりコミュニケーション力や行動力、情報整理・分析や他者と協働する力を磨き、それらが学外実習や就職先でも活かされることを期待します。(文責:兎澤聖)