12月9日（土）仙台市市民活動サポートセンターを会場に、2023年度学都仙台コンソーシアムサテライトキャンパス公開講座が開講されました。
「学都仙台コンソーシアムサテライトキャンパス公開講座」は、在仙の大学と仙台市との連携により、社会人や一般市民の方向けに開講している公開講座です。
今回の講座は「アメリカ文学とサンタクロース」と題して、中山 悟視先生（総合人間科学系 人文部門 准教授）を講師として開催されました。

欧米の文化「クリスマス」を象徴する存在として知られるサンタクロース。 本講座では、サンタクロースが描かれるアメリカの文学作品に親しみながら、彼の正体に迫り、サンタクロースそのものが優れて文学的な存在であることや、アメリカらしさを体現する存在であることについても考察しました。
今やサンタクロースは誰もが知っている存在ですが、実在のモデルがいることはご存知でしょうか？モデルは「聖ニコラウス」という人物で、紀元3世紀頃にオランダに実在した人物です。サンタクロースは、教区の貧しい娘にひそかに持参金をめぐんだという伝承が発展したとする説があります。17世紀、オランダ人がマンハッタン島に入植し、その後マンハッタン島はイギリス人の手に移り、ニューヨークと名を改めました（ニューヨークはかつてオランダの植民地だった）。講座ではその後、欧米にサンタクロースがどのように広まり、当初はどのような存在であったか、アメリカ文学のなかでどのように取り上げられ、現在に至るまでどのように変遷していったかなど詳しく学びました。

また、講座の最後にはスペシャルゲストとして、パトリック カナウェイ先生（総合人間科学系 人文部門 准教授）がサンタクロースに扮し登場し、会場が大いに盛り上がりました。
講座を通して本当のサンタクロースやクリスマスとは何かを考えることができ、充実した時間となりました。

学都仙台コンソーシアムサテライトキャンパス公開講座2023

【終了】9月16日（土）13：30～15：00 　
講座名：最新医科学が明かす骨の驚くべき役割～内臓としての骨 ver3.0～
講師：東門田 誠一先生（人間科学系 健康栄養部門 教授）
【終了】12月9日（土）10：30～12：00 　
講座名：アメリカ文学とサンタクロース 　
講師：中山 悟視先生（人間科学系 人文部門 准教授）

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