11月11日（土）尚絅学院大学地域連携交流プラザを会場に、2023年度みやぎ県民大学講座が開講されました。
みやぎ県民大学講座とは、県民の皆様に多様な学びの機会を提供するため、宮城県の委託事業として県内の教育機関が所有する知的財産を地域社会に開放している学校等開放講座です。 2023年度は「SDGsと地域防災」をテーマに４回の連続講座を開講しています。
第4回目となる今回の講座は「災害とエシカル消費」と題して、渡邊 千恵子先生（総合人間科学系　社会部門　教授）を講師として開催されました。

講座では、災害と消費の関係や、エシカル消費、エシカルな視点をもつための今後の課題など詳しい解説がありました。

高度経済成長期（20世紀）人々の生活水準は向上し、消費も活発化していきました。しかし、その人間活動が原因で気候危機を引き起こしているのが現状です。そういった状況のなかで必要になってくるのが「消費」を見直すことです。
製品のライフサイクルにみる社会課題や過剰生産などを見直し、エシカル（倫理的）な視点をもつことが重要になってきます。また、小さなことでもこつこつと行動していくこと（お客様の声を書いてみるなど）や、一人一人がSDGsの達成のためにどんなことができるのかを考えることが大切だと今回の講座を通して、学びました。

みやぎ県民大学のスケジュール　みやぎ県民大学「SDGsと地域防災」
【終了】9月 29日（土）第1回：テーマ「気候危機と地域防災」
　　　　講師：長谷川　公一　（尚絅学院大学 社会部門 特任教授）
【終了】10月14日（土）第2回：テーマ「生活の中の防災-東日本大震災で失ったものは何か-」
　　　　講師：久慈　るみ子　（尚絅学院大学 人文部門 教授）
【終了】10月28日（土）第3回：テーマ「人口減少時代の災害とコミュニティ」
　　　　講師：高木　竜輔　（尚絅学院大学 社会部門 准教授）
【終了】11月11日（土）第4回：テーマ「災害とエシカル消費」
　　　　講師：渡邊　千恵子　（尚絅学院大学 社会部門 教授）