尚絅学院大学

尚絅学院大学×SDGs

一人ひとりができることを考える
大学生と考えるSDGs

SDGs×地域資源

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2018年から尚絅学院大学と名取市内の企業、高校、行政が協働してアイスの商品開発に取り組み、2019年7月に「もう蜜 ずんだチーズケーキ味」として販売するに至りました。牛乳や人、産業という様々な地域資源を利活用した取り組みがSDGsのゴールやターゲットとどのようにかかわるのでしょうか?

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「もう蜜プロジェクト」は、地域の資源を使い、地域の若者が得意分野を活かし、地域の企業や行政と連携して商品開発を行うことを通し、地域に対して自分たちにできることを考える取り組みです。

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ジェラートショップNatu-Linoの声がけにより、宮城県農業高等学校、名取市、尚絅学院大学の産学官連携事業として、「宮城県のアイスと言えばこれ」というアイスの開発が2018年4月よりスタートしました。商品のコンセプト、商品開発のための専門家を招いた勉強会から、商品の試作・改良、商品のネーミングやパッケージデザイン、販売の戦略など多方面にわたる検討が行われました。その中で、宮城農業高校の生徒や尚絅学院大学の学生が、商品開発・生産・流通の現場について学ぶとともに、学校の授業や実習などで学んだ知識や生徒・学生の若い感覚に基づく様々な意見が出され、活発な議論がなされました。

こうして地域の資源である宮城農業高校の牛からとれる「牛乳」と、宮城を代表する食である「ずんだ」という地域資源を使って、多くの人が関わり新たな地域の味「もう蜜」が産まれました。

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この商品開発の産学官連携事業を通し、①栄養価の高い地元食材を用いた食品の提供によるSDGsの目標「3:すべての人に健康と福祉を」、②高校生や大学生の実践教育の場としての「4:質の高い教育をみんなに」、③被災した土地・地域で生産した農畜産物の6次産業化による「8:働きがいも経済成長も」および「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」、④その結果として「11:住み続けられるまちづくりを」、⑤生産・製造者と生徒・学生が共に議論した「12:つくる責任つかう責任」、そして⑥津波で被災した土地で生産を続けることによる「15:陸の豊かさも守ろう」などSDGsのさまざまな目標と関わりを持つことができました。そして、「17:パートナーシップで目標を達成しよう」の精神の大切さを、実践を通して学ぶことができました。

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