【出版情報】田村嘉勝名誉教授執筆『「伊豆の踊子」論 現実と創造の境域』のご紹介
2025/01/24
本学名誉教授の田村嘉勝先生が、『「伊豆の踊子」論 現実と創造の境域』を執筆・出版しました。
<解説>
何度も教科書に掲載され、映画化も繰り返されてきた川端康成の「伊豆の踊子」。日本人にとってもっとも馴染みある文学作品のひとつであるが、その成立過程などはいまだ未知の領域を残す──。
本書では、小説「伊豆の踊子」を形成する要素を複合的に検討し、新たな「伊豆の踊子」論を浮かび上がらせる。
<目次>
第一章 「伊豆の踊子」の事実と虚構
第二章 「伊豆の踊子」の豊かな、そして確かな〈読み〉をめざして
第三章 「伊豆の踊子」研究の展開
第四章 川端康成と「地方」──「伊豆の踊子」「牧歌」「雪国」の場合
〇出版社 : 森話社 (2024/10/24)
〇発売日 : 2024/10/24
〇単行本 : 344ページ
〇ISBN-10 : 4864051852
〇ISBN-13 : 978-4864051859
〇寸法 : 2.5 x 14 x 20 cm
<著者紹介>
田村嘉勝(たむら・よしかつ)
宮城県生まれ。現在、尚絅学院大学名誉教授(2023年3月退職)。専門は日本近現代文学、国語科教育学。主な業績に、『井上靖 人と文学』(勉誠出版、2007年)。共著に『〈転生〉する川端康成Ⅱ アダプテーションの諸相』(文学通信、2024年)、『川端文学への視界38』(叡知の海出版、2023年)、『川端康成作品研究史集成』(鼎書房、2020年)などがある。