尚絅学院大学

教員紹介

高木 竜輔 (たかき りょうすけ)

高木 竜輔

所属
社会部門 
職位
准教授 
学位
修士(社会学) 
担当科目
【学類】 地域社会論 社会調査入門 質的調査 少子高齢社会論 ほか 【大学院】 社会調査法特論 地域社会学特論 地域社会学演習Ⅰ・Ⅱ ほか 

授業担当分野の概要(卒業研究を含む)

1) 地域社会論:地域社会、地域コミュニティとは何か。そこで生じる課題は何か。これらについて社会学の視点から考える。
2) 少子高齢社会論:人口減少、少子高齢化が進む要因を社会学的に理解するとともに、その社会に与える影響について考える。
3) 社会調査入門:社会調査の基本的な考え方を学び、その上で市民として生きる上で必要なデータリテラシーを身につける。
4) 社会調査法:質問紙調査の方法について学び、実際に実践できるための技術を習得する。

研究分野と所属学会

【研究分野】 地域社会学 都市社会学 災害社会学
【所属学会】 日本社会学会 地域社会学会 都市社会学会 環境社会学会 ほか

研究のキーワード

地域コミュニティ、原発避難、地域社会、地域再生

現在の研究テーマ

1) 原発事故に伴う被害とコミュニティ喪失
2) 原発事故被災地の地域再生
3) 公共事業による地域開発と地方自治

研究成果の概要

1) 福島第一原発事故に伴う住民の避難と生活再建について調査をおこない、避難者/被災者の受苦について明らかにした。また、原発被災地を構成する商工業者や行政職員についての質問紙調査から、被災地再生についての可能性と困難について調査している。
2) 福島第一原発事故に伴う避難者と受け入れ住民との関係について、質問紙調査から明らかにしている。加えて避難者の避難先でのコミュニティ形成の現状と困難について調査を通じて明らかにしている。

主な業績(研究実績・作品発表)

1) 高木竜輔・佐藤彰彦・金井利之編, 2021, 『原発事故被災自治体の再生と苦悩』第一法規.
2) 高木竜輔, 2024, 「福島第一原発事故における被災者の生活復興感とその規定要因」『地域社会学会年報』36: 72-87.
3) 山本薫子・高木竜輔・佐藤彰彦・山下祐介, 2015, 『原発避難者の声を聞く――復興政策の何が問題か』岩波ブックレット.
4) 高木竜輔, 2017, 「避難指示区域から原発被災者における生活課題とその課題」長谷川公一・山本薫子編『原発震災と避難(シリーズ被災地から未来を考える1)』有斐閣; 92-130.
5) 久保田滋・樋口直人・矢部拓也・高木竜輔編, 2008, 『再帰的近代の政治社会学』ミネルヴァ書房.

受賞

第16回地域社会学会賞 共同研究部門(著書:『原発事故被災自治体の再生と苦悩:富岡町10年の記録』)(2023年)
第6回地域社会学会 選考委員会特別賞(著書:『「原発避難」論』(共著)) (2013年)
第2回地域社会学会学会賞奨励賞(共同部門 著書:『再帰的近代の政治社会学』(共著))(2009年)

その他

https://researchmap.jp/r-takaki