教員紹介
松田 道雄 (まつだ みちお)
- 所属
- 社会部門
- 職位
- 教授
- 学位
- 修士
- 担当科目
- 【学類】生涯学習論、ファシリテーション論、社会教育計画論、地域実践論、地域実践実習、学校と地域連携、多世代交流論 ほか
授業担当分野の概要(卒業研究を含む)
1)生涯学習、社会教育、社会教育士養成に関わる授業
2)話し合いの技法、活発な会議の進め方、事業立案とプロセスの支援を学ぶ授業
3)社会人をゲストに招き、具体的な社会課題について討議提案・計画する授業
4)地域づくり、地域活動を実践するための基礎を身につけ、実践を試みる授業
5)学校と地域の協働活動、コミュニティスクールを学ぶ授業
6)社会人、シニア世代など多世代と交流して共生社会のあり方を学ぶ授業
研究分野と所属学会
【研究分野】生涯学習、社会教育、地域づくり論
【所属学会】生涯教育学会
研究のキーワード
成人教育、地域教育、ファシリテーション、コミュニケーション、地域コーディネーター、多世代交流、地域づくり
現在の研究テーマ
1)生涯学習・社会教育事業・地域社会における交流を促進する学習プログラムの実践研究
2)地域人材と資源をつないで活動展開を創出するコーディネートの実践研究
3)創造性を高めるグループワークの実践研究
研究成果の概要
1)駄菓子屋の研究から得た二者の互恵関係を手軽に体験交流する「だがしや楽校」の活動が、全国各地の生涯学習事業、地域福祉事業、商店街活性事業などに応用活用されています。
2)将棋のまちづくりを進める天童商工会議所とともに新たに開発したミニ将棋「66将棋」を活用した多面的な商品開発とイベント創出や、仙台七夕の復興折り鶴の再生紙による「こくばん七夕ノート」を活用した家庭教育支援など、各地域課題におけるコーディネートの具体的展開を実践しています。
3)アイデア発想の手法と話しことばの見える化をはかる「カミシバイ方式プレゼン」を組み合わせたグループワークを、みやぎ県民大学「学びの輪講座」や東京都中央区コーディネーター養成講座、荒川区コミュニティカレッジまちづくりコース講座、長野県シニア大学地域プロデュース講座など各地の講座で活用支援しています。
※関心ある方は、「だがしや楽校」「66将棋」「こくばん七夕ノート」を検索してください。
主な業績(研究実績・作品発表)
1)松田道雄『駄菓子屋楽校―小さな店の大きな話』(新評論、2002年、600頁)
2)松田道雄「だがしや楽校」(河北新報10回連載、2002年)
3)松田道雄、矢部亨、たるいすみお『だがしや楽校のススメ』(創童舎、2003年、39頁)
4)松田道雄『天分カフェ』(彩流社、2003年、148頁)
5)丹波恵子、ゆき彦、松田道雄『だがしや楽校のススメ』(テイチクエンターテインメント、2004年、CD)
6)生き方学ぶ編集局、松田道雄『天分楽校』(みちのく書房、2004年、123頁)
7)松田道雄「夢の種まき楽校」(山形新聞コラム連載全199号、2006年-2010年)
8)松田道雄『輪読会版・駄菓子屋楽校―あなたのあの頃、読んで語って未来をみつめて』(新評論、2008年、366頁)
9)松田道雄『関係性はもう一つの世界をつくり出す』(新評論、2009年、224頁)
10)松田道雄「駄菓子屋をとりまく子どもの楽校」『教育』(国土社、2009年、98-106頁)
11)松田道雄「大人の学習を未来設計する」『「縁育て」の楽校』(すぎなみ大人塾だがしや楽校編集委員会、日本地域社会研究所、2010年、197-236頁)
12)松田道雄「ソーシャル・キャピタルを醸成する成人学習講座の可能性」『生涯学習政策研究ーソーシャル・キャピタルの視点から』(文部科学省生涯学習政策局編集協力、悠光堂、2012年、40-51頁)
13)松田道雄「多元参加型学習コミュニティ講座像を学習者の視点でとらえる」『日本生涯教育学会年報第33号』(2012年、23-41頁)
14)松田道雄、山岸久美子(絵)『人とかかわるコミュニケーション学習帳ーやわらかな人間関係と創造活動のつくり方』(日本地域社会研究所、2014年、157頁)
15)松田道雄「連携を〈みせ〉モデルでとらえる」『大学地域連携研究vol.4』(和歌山大学地域連携・生涯学習センター、2017年、19-28頁)
16)松田道雄「駄菓子屋文化と社会文化アニマシオン」『研究子どもの文化』(子どもの文化研究所、2017年、50-61頁)
17)「学びのクリエイターになる!」実行委員会『学びのクリエイターになる!』(日本青年館「社会教育」編集部、2018年)実行委員
18)松田道雄「発想する!授業ー生涯にわたって社会のいたるところで学ぶための方法序説」『社会教育』(日本青年館)連載
19)松田道雄『等話―平等な会話が、あなたの人生と社会を変える』(新評論、2021年)
受賞
New enviroment from co-ordinated knit and mural art designs , The Rolex Awards for Enterprise 1993, Honourable Mention
主な地域・社会貢献活動
宮城県社会教育委員
社会教育施設におけるICT活用と今後の研修等の在り方に関する調査研究委員会委員(国立教育政策研究所社会教育実践研究センター)
山形県市民活動・ボランティアセンター運営委員
主な学内活動
エクステンションセンター長(2017~2019)
イオンキャンパス運営委員(2019)
図書館運営委員(2023)
その他
【出身地】山形県
【特徴】人と談義している時や一人でいる時、「こんなことあったらいいのになあ」とあれこれ空想します。その着想から、人に声をかけ、活動を試みようとしています。
【ゼミ活動】人間の活動はつまるところ、人と人、人とモノ(物質、記号含む)の無限の組み合わせ。Idea×Conversation×Action で、十人十色の活動を試みる!
【連絡先】 m_matsuda@shokei.ac.jp