尚絅学院大学

教員紹介

長谷川 公一 (はせがわ こういち)

長谷川 公一

所属
社会部門 
職位
特任教授 
学位
博士(社会学) 
担当科目
社会学入門、環境社会学、公共社会学、公共社会学特論、公共社会学演習I・II  

研究分野と所属学会

【研究分野】公共社会学、環境社会学、社会運動論、市民社会論
【所属学会】国際社会学会(前理事)、アメリカ社会学会、東アジア社会学会(副会長)、日本社会学会(評議員)、環境社会学会(元会長)、東北社会学会(元会長)

研究のキーワード

公共社会学、エネルギー転換、市民社会との対話、コラボレーション、持続可能な未来

接続可能な開発目標(SDGs)

  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

現在の研究テーマ

1)社会紛争と社会運動を焦点とする社会変動学の構築。社会紛争論、社会運動論の理論的・実証的研究をふまえ、社会運動,NGO・NPOの近年の動向とその役割などに注目しながら、公共政策の転換のダイナミズムに着目し、社会変動学の体系化をはかる
2)環境社会学の体系化。環境社会学的諸研究の国際的・国内的な蓄積をふまえ、環境経済学や環境法学との学際的交流をすすめ、環境問題と環境運動、環境政策のケーススタディにもとづいて、持続可能な未来に向けて、環境社会学の体系化をはかる
3)気候変動政策の政策決定過程の比較社会学的研究。エネルギー利用の効率化、再生可能エネルギーの開発・普及政策、地域レベルでの気候変動対策などに焦点をあて、政治・社会構造、社会運動セクターおよびメディアの役割などに注目しながら、国際比較研究をすすめる

主な業績(研究実績・作品発表)

1)『現代社会学の継承と発展5 環境と運動』ミネルヴァ書房,2024年(編)
2)『東日本大震災100の教訓 復興検証編』クリエイツかもがわ,2024年(共編)
3)Air Pollution Governance in East Asia, New York: Routledge,2022年(共編)
4)『環境社会学入門——持続可能な未来をひらく』筑摩書房(新書),2021年(編)
5)Climate Change Governance in Asia, New York: Routledge,2020年(共編)
6)『社会運動の現在——市民社会の声』有斐閣,2020年(編著)
7)『社会学 新版』有斐閣,2019年(共著)
8)『東日本大震災100の教訓 地震・津波編』クリエイツかもがわ,2019年(共編)
9)『原発震災と避難——原子力政策の転換は可能か』有斐閣,2017年(共編)
10)『気候変動政策の社会学——日本は変われるのか』昭和堂,2016年(共編)
11)『岐路に立つ震災復興——地域の再生か消滅か』東京大学出版会,2016年(共編)
12)Beyond Fukushima: Toward a Post-Nuclear Society, Melbourne: Trans Pacific Press,2015年
13)『核燃料サイクル施設の社会学——青森県六ヶ所村』有斐閣,2012年(共著)
14)『脱原子力社会へ——電力をグリーン化する』岩波書店(新書),2011年
15)『脱原子力社会の選択 増補版——新エネルギー革命の時代』新曜社,2011年
16)Globalization, Minorities and Civil Society: Perspectives From Asian and Western Cities, Melbourne: Trans Pacific Press,2008年(共編)
17)『講座社会変動1 社会変動と社会学』ミネルヴァ書房,2008年(共編)
18)『リーディングス環境1-5』有斐閣,2005-6年(共編)
19)Constructing Civil Society in Japan: Voices of Environmental Movements, Melbourne: Trans Pacific Press,2004年
20)『紛争の社会学』放送大学教育振興会,2004年
21)『環境運動と新しい公共圏——環境社会学のパースペクティブ』有斐閣,2003年
22)『講座環境社会学4 環境運動と政策のダイナミズム』有斐閣,2001年(編著)
23)『講座環境社会学1 環境社会学の視点』有斐閣,2001年(共編)
24)『巨大地域開発の構想と帰結——むつ小川原開発と核燃料サイクル施設』有斐閣,1998年(共編)
25)『社会学入門——紛争理解をとおして学ぶ社会学』放送大学教育振興会,1997年
26)『脱原子力社会の選択——新エネルギー革命の時代』新曜社,1996年
27)『マクロ社会学——社会変動と時代診断の科学』新曜社,1993年(共著)
28)『ジェンダーの社会学——女たち/男たちの世界』新曜社,1989年(共著)
29)『高速文明の社会問題——東北新幹線の建設・紛争と社会的影響』有斐閣,1988年(共著)
30)『新幹線公害——高速文明の地域問題』有斐閣,1985年(共著)

受賞

1)クリスタル・アウォード(国際社会学会、2014)
2)阿部次郎文化賞(山形県酒田市教育委員会、2008)
3)Constructing Civil Society in Japan: Voices of Environmental Movements, Trans Pacific Press, 2004.が「現代日本を理解する図書100冊」に選ばれる(日本財団、2007)
4)安倍フェロー(国際交流基金/SSRC、2003年)

主な地域・社会貢献活動

公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)理事長(2007〜)
日本環境会議理事(1998〜)
『環境と公害』編集同人(1998〜)
認定NPO法人原子力資料情報室理事(2015〜)
宮城県地球温暖化防止活動推進センター長(2003〜)
東北大学出版会理事(1996〜)

主な学内活動

大学院公共社会学専攻主任(2023〜)
国際交流センター長(2020〜)