尚絅学院大学

教員紹介

中山 悟視 (なかやま さとみ)

中山 悟視

所属
人文部門 
職位
教授 
学位
修士(文学) 
担当科目
【人文社会学類】メディア表現論、国際文化論、アメリカ文化論、ストーリー制作論、専門演習Ⅰ・Ⅱ、ストーリー制作演習、英米文学論、英米文学演習B、SF・ファンタジー小説論、総合実践・演習Ⅰ・Ⅱ、卒業研究Ⅰ・Ⅱ、【学校教育学類】外国語の指導法 

授業担当分野の概要(卒業研究を含む)

主にメディア表現領域と国際文化領域の授業を担当。
1)2年後期の専門科目として、「アメリカ文化論」では、映画やテレビなどの映像媒体を手掛かりに、特にアメリカ文化をターゲットとして講義をしている。「ストーリー制作論」では、ストーリー(=物語)の機能や構造について理解を深め、実際にストーリーを作り、その内容を報告するプレゼンテーションを実施している。
2)3年次科目として、「英米文学論」「英米文学演習B」では、英米文学の基本的理論についての講義と、実際に英語で文学作品を読む演習を実施している。「ストーリー制作演習」では、「ストーリー制作論」を受講した学生を対象に、短編小説の執筆をする授業を行っている。
4年次科目「SF・ファンタジー小説論」では、主にユートピア文学の歴史を概観しながら、主要なユートピア・ディストピア作品の講義を展開している。
3)「総合実践・演習」「卒業研究」は、2年次のアメリカ文化論で扱ったアメリカ文化への関心と、ストーリー制作論で扱った物語・フィクションへの関心を手掛かりとして、アメリカ文学・文化をテーマとしている。アメリカ文学作品を読んだり、アメリカ映画を観たり、アメリカ人のスピーチや歌の内容について吟味し、卒業論文執筆を目指します。

研究分野と所属学会

【研究分野】アメリカ文学・文化

【所属学会】日本アメリカ文学会、マーク・トウェイン協会、エコクリティシズム研究学会、The Kurt Vonnegut Society

研究のキーワード

アメリカ文学、アメリカ文化、フィクション・物語、SF、ユートピア文学

接続可能な開発目標(SDGs)

  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 10.人や国の不平等をなくそう
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

現在の研究テーマ

1)Kurt Vonnegutの小説を中心に、現代アメリカ文学および物語の持つ力について研究している。
2)19世紀から20世紀にわたるユートピア文学の生成の背景と、アメリカ文化の発展の関係性について研究している。

研究成果の概要

1)科研費のテーマに基づき、2014年の『冷戦とアメリカ』にVonnegut論を寄稿し、2019年には『ヒッピー世代の先覚者たち』を編集することができた。
2)19世紀末ユートピア文学への関心から、2021年に『メディアと帝国ー19世紀末アメリカ文化学』にユートピア論を寄稿することができた。
3)これまでのVonnegut研究を土台に、2022年に『非日常のアメリカ文学ーポスト・コロナの地平を探る』にVonnegut論を寄稿した。

主な業績(研究実績・作品発表)

【共著】
1)巽孝之(監修)『現代作家ガイド6―カート・ヴォネガット』(彩流社,2012年)
2)村上東(編著)『冷戦とアメリカ 覇権国家の文化装置』(臨川書店,2014年)
3)塩田弘・松永京子他(編著)『エコクリティシズムの波を超えてー人新世の地球を生きる』(音羽書房鶴見書店,2017年)
4)中山悟視(編著)『ヒッピー世代の先覚者たちー対抗文化とアメリカの伝統』(小鳥遊書房、2019年)
5)塚田幸光(編著)『メディアと帝国ー19世紀末アメリカ文化学』(小鳥遊書房、2021年)
6)辻和彦・浜本隆三(編著)『非日常のアメリカ文学ーポスト・コロナの地平を探る』(明石書店、2022年)
7)辻和彦・山本智子・中山悟視『ナラティヴとダイアローグの時代に読むポー』(彩流社、2023年)

主な地域・社会貢献活動

日本英文学会東北支部編集委員(2016~2018)
日本アメリカ文学会東北支部編集委員(2005~2016)
日本アメリカ文学会東北支部事務局長(2017~)
エコクリティシズム研究学会編集委員(2015~2017)
日本マーク・トウェイン協会事務局補佐(2024~)

主な学内活動

入募入試部員(2017~2018)
宗教部委員(2015~2016)
全学FD・SD委員会委員(2015~2016)
英語教育WG委員(2015~2016)
外国語教育運営委員会(2021~)
教務部委員(2023)
学生支援室長(2024~)

その他

【出身地】宮城県仙台市

【趣味】テレビ鑑賞(スポーツ、お笑い、ドラマ)、旅行、コーヒー