尚絅学院大学

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社会部門特任教授の長谷川公一先生が新刊出版

2021/09/08


社会部門特任教授である長谷川公一先生が、ちくま新書より書籍を出版されました。

 
 本学教授 長谷川公一先生が本を出版されました。

 

 本学教授(東北大学名誉教授)が2021年7月著書を出版されました。題は『環境社会学入門』ちくま新書で副題はー持続可能な未来をつくるーです。

 本の内容は ・社会学との出会い ・新幹線公害問題の衝撃 ・社会運動をどう説明するのか ・原発閉鎖とアメリカ市民社会 ・コンセントの向こう側 ・環境社会学者の自覚

・持続可能な未来をつくる です。先生のご専門は環境社会学、社会運動論、社会変動論で この本は先生のご専門を平易にわかりやすく初学者にも読めるように書かれています。それは、この本の最初の文 「本書は環境社会学への招待状である。」に示されています。しかし、本書の深い内容は専門家にも示唆に富むものであり、副題の持続可能な未来をつくる にもあるようにSDGsを強く意識して書かれたことが分かる本です。あとがきによれば、昨年度前期に本学で先生が初めて開講された「環境と社会」の授業も本書の下敷になっているとのことです。

 先生の御著書は多数あるのですが、この本の裏面から借りて代表的なものでは、『脱原子力社会の選択』(新曜社)、『脱原子力社会へ』(岩波新書)、『社会学新版』(共著 有斐閣)、『社会運動の現在』(編著 有斐閣)などがあります。

 この本の最初の部分では先生の生い立ちや社会学との出会いが書かれています。これは先生の私的ライフヒストリーそのもので、「長谷川社会学」の成り立ちが理解できます。本書を手に取った多くの読者が、環境社会学に招待され、先生が期待するような「環境社会学の実践」に手を染めることを希望してこの文を終わります。

                                                               文責 副学長 水田恵三
 

 

 

■著書について

環境社会学とはどのような学問なのか。近年、「持続可能な未来」が国際社会の最重要課題となるなかで、この学問はいったいどんな道筋を私たちに示してくれるのか。本書では、日本における環境社会学の立ち上げに大きく寄与し、その研究を長年牽引してきた第一人者が、みずからの研究史を振り返りつつ、この学問がもつ魅力とその可能性を浮き彫りにしていく。他人事でなく自分事として環境問題を受け止め、よりよい未来を模索しようとするすべての人のための導きの書。

 

出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2021/7/8)

発売日 ‏ : ‎ 2021/7/8 言語 ‏ : ‎ 日本語

新書 ‏ : ‎ 282ページ

ISBN-10 ‏ : ‎ 4480074112

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480074119

 

■目次

第1章 社会学との出会い
第2章 新幹線公害問題の衝撃
第3章 社会運動をどう説明するのか
第4章 原発閉鎖とアメリカ市民社会
第5章 コンセントの向こう側―青森県六ヶ所村
第6章 環境社会学者の自覚
第7章 持続可能な未来をつくる

 

■著者について

1954年、山形県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学博士。東北大学大学院文学研究科教授などを経て、現在は尚絅学院大学大学院特任教授、東北大学名誉教授。専門は環境社会学、社会運動論、社会変動論。おもな著書に、『脱原子力社会の選択』(新曜社、1996年、増補版2011年)、『脱原子力社会へ』(岩波新書、2011年)、『新版 社会学』(共著、有斐閣、2019年)『社会運動の現在』(編著、有斐閣、2020年)などがある。


 

 

 本件に関するお問い合わせは、教育研究支援課(022-381-3502)まで