尚絅学院大学

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【ボランティア】能登半島地震ボランティア報告

2024/08/23

スタッフから活動内容の説明を受ける学生たち

スタッフから活動内容の説明を受ける学生たち

7月18日(木)~22(月)にかけて、本学学生5名と教員1名が、石川県輪島市内でボランティア活動を行いました。

仙台~金沢~輪島まで

今回は授業の関係で、先発隊(7/18発)と後発隊(7/19発)の二手に分かれて一路金沢を目指しました。
先発隊は金沢行の深夜バスで、後発隊は活動時間の関係で、いったん東京に向かい、新宿で金沢行きのバスに乗り換えて移動しました。それぞれ9時間、15時間の長旅となりました。
何とか集合時間の朝6時半には金沢駅に到着し、休む間もなく北陸学院大学の先生が率いる学生ボランティアのチームに合流、挨拶もそこそこに輪島市まで車で3時間をかけて移動しました。
移動の車中からは、瓦礫と化したアスファルト路面の残骸や、崩落した斜面、その土砂に埋もれてしまった民家など、数々の地震の痕跡が確認できました。既に7カ月が経過した今でも、まだまだ復興途上であることを実感しました。

ボランティア活動開始!

輪島市中心部にある災害ボランティアセンターに到着したのち、
センターでは、スタッフから注意や説明を受け活動を開始しました。
一日目の活動内容は、仮設住宅の住民の方に向けた以下のようなものでした。
・お花配り
・お弁当配り
・チラシ配り
一連の作業を行いながら住民の方の安否確認も同時に行うという目的も含まれています。

二日目の活動は、一日目に行ったお花配りのほかに草取りや清掃を行いました。
・お花配り
・袖ヶ浜清掃
・インスタントテント周り草取り
・トイレ、炊事場周り清掃

連日30℃を超える真夏日でしたが、タオルで汗を拭いながらの作業となりました。
仮設住宅でのお弁当配りは、単に食事を届けるだけでなく、住民の方々の生活状況を把握する重要な機会でした。まだ入居状況が把握できていない家もあり、住民の方々とのコミュニケーションを通して、被災地の現状を肌で感じることができました。住民の方々は、困難な状況の中でも前向きに生活しようとしており、私たちボランティアの役割の大きさを改めて認識しました。


献金をお渡ししました!
途中、本学宗教主任の田所先生から預かった献金を、本来ならばこちらから伺うべきところ、震災の影響で道路の路面状況が悪い中、わざわざ自転車で駆けつけてくださった輪島教会新藤牧師にお渡ししました。暑い中本当にお疲れ様でした!

一日目終了
無事に一日目の活動が終了しました。
その日の宿泊先は輪島市の隣町にある羽咋教会富来伝道所にお世話になりました。
教会の礼拝堂の長椅子と長椅子の間に“雑魚寝(ざこね)”となりましたが、とても良い経験をさせていただきました。

二日目

二日目は朝からお花くばりや袖が浜の掃除、トイレ・炊事場・インスタントテント周りの草取りなどを行いました。
午前中に30℃を超える暑い中、予定にはなかった個人のお宅の引っ越しや、後片付け作業など、臨機応変に行いました!

活動終了
午後には輪島市内での活動が無事終了しました。
最後は金沢駅で解散となり北陸学院大学の先生方や学生とはここでお別れです。
二日間の活動でしたが貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。

活動を終えて思うこと…

現地では、ニュースで報道されていた以上の深刻な被害が目につきました。倒壊した家屋や、崩れた道路など、自然の力の凄まじさを実感しました。また、ボランティア活動中も、暑さや湿度など、過酷な環境の中で住民の方々が復旧作業を行っている姿を見て、私たちももっと力にならなければいけないと感じました。

お世話になった北陸学院大学の先生方や学生の皆様
今回のボランティア活動を通して、被災地の方々の生活を支えることの大切さを学びました。また、他の大学の方々との交流を通して、多くのことを共有できたことも貴重な経験となりました。北陸学院大学の先生方や学生の皆様には、心から感謝します。

今後の活動
今回の経験を活かし、今後も何かしらの形で被災地支援に関わっていきたいと考えています。
今回のボランティア活動は、私たちにとって大きな学びの機会となりました。被災地の方々の笑顔を取り戻せるよう、これからも貢献していきたいと思っています。

移動中に目にした光景

移動中に目にした光景

1日目、2日目の活動の様子

1日目、2日目の活動の様子

輪島教会新藤牧師に献金をお渡ししました!

輪島教会新藤牧師に献金をお渡ししました!

オフショットと北陸学院大ボランティアチームとお別れの記念撮影

オフショットと北陸学院大ボランティアチームとお別れの記念撮影

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