「ゆりが丘『地域×教育×福祉』連携プロジェクト」 開催報告
2022/07/25
審査会の様子
「ゆりが丘『地域×教育×福祉』連携プロジェクト」 開催報告
7/9に行われた「ゆりが丘『地域×教育×福祉』連携プロジェクト」の審査会に、学生審査員として参加させて頂きました。
審査員の紹介を経て、まず初めにA社さんのプレゼンからスタート。「まちづくりのプラットホームとなる”しくみ”と場づくり」をテーマに、実際に行ってみたくなる、何度も行きたくなる、そんな力を持つ、心に訴えかける建築を提案されました。交流空間としての「ミチ」と「ツジ」を意識した、ゆりが丘の地形を最大限に生かした開放的な設計でした。
続いてはB社さんのプレゼン。「様々な目的を持った人たちが集い交わる場所」としての類を見ない多角的交差複合施設を提案されました。木のぬくもりと安息感を与えつつも、SDGsやカーボンニュートラルなどの、環境に配慮した設計になっており居心地のよさを感じました。
最後はC社さん。「地域に根ざした場づくり、コトづくり」をテーマに新しい福祉施設のあり方を実現する空間とともに、新しいタイプの福祉施設を実現する空間と、働く人、学生、地域住民が助け合い、共に楽しい時間を過ごせるコモンを提案されました。実際に模型を作ってくださり、このプロジェクトにかける熱い思いが伝わってきました。
今回、各社さんのプレゼンの発表を見ていて、ひとつの目標に対して、これほどまでにさまざまな解釈があることに驚きました。その一つひとつの建造物の図面には、作り手の意図や思いが明確に表現されていたことも印象的でした。このゆりが丘で「民間企業と一緒に新しい施設を考える」。そのワクワクを追い求めてこのプロジェクトに参加を決意しましたが、今回の審査会を含め、学生のうちに様々な経験ができて、自分の財産になりました。3月に開始したゆりが丘プロジェクトもまだスタートしたばかり。このプロジェクトがこれからどうなっていくのか、楽しみです!
(人文社会学類3年 太田 美岬)
リアルな模型で、イメージも膨らみます
熱心に説明を聞く審査員