里山再生プロジェクト

里山再生プロジェクトとは

尚絅学院はキャンパス周囲の山を地域社会全員の公共財とし、約20万m²の森を5区画に分け、5年周期で恒常的に整備し、「尚絅の森」として再生させるプロジェクトを2016年4月に立ち上げました。NPOや市民ボランティア、地域住民、学生・生徒や教職員など、多様な主体が参加し、毎月第二土曜日の定例活動をベースに様々なことを行っています。

うっそうとしていた森の下草やツルを刈り払うと、明るい森になります。
動力を使わないのが基本ルール 大きなものは力を合わせて…
毎月第2 土曜日が作業日。どなたでも参加できます。
学生がデザインした作業小屋を実際に作成
カモシカ
切った木はキノコを育てたり薪にしたり
ヤギ達もプロジェクトの一員。除草とプロジェクト広報で大活躍
キツネ
ノウサギ
地域での勉強会や高校生へのレクチャーなども
芋煮などのオプションもあります

里地里山とは

里地里山とは、深山の自然と都市との中間に位置し、集落とそれを取り巻く二次林、混在する農地、ため池、草原などで構成される地域です。里地里山は、農林業などに伴う人間の働きかけを通じて環境が形成され、維持されてきました。生物の生息環境として、また、生態系サービスである食料や木材など自然資源の供給、良好な景観、文化の伝承の観点からも重要な地域です。

しかし里地里山の多くは、人口の減少や高齢化の進行、産業構造の変化により、利用を通じた自然資源の循環が少なくなることで、大きな環境変化を受けています。里地里山における生物多様性は、質と量の両面から劣化が懸念されています。さらに、イノシシが増え畑を荒らしたり、クマが住宅街まで出没するようになったのも里山の質の低下が原因の一つと考えられています。里山再生プロジェクトは、様々な問題に対応できるような里山に再生することで持続可能な利活用をすることを目指しています。

森でコミュニケーションしよう!

里山再生プロジェクトでは、市民が楽しむ森づくりを目指し、学校や企業・市民ボランティアなど幅広く参加者を募集しています。参加者のみなさんと共にアイデアや意見を出し合い、森づくりを通した参加者同士の交流・コミュニケーション活動を中心に、里山の恵みを利活用した取り組みを実施しています。里山での活動に興味がある方でしたら、どなたでも参加いただけます。プロジェクトに参加したい、興味があるという方は、WebサイトやFacebookページで日々の情報を発信していますのでご覧ください。

尚絅のヤギ

おっとりした真っ白なお母さん「とも」、食いしん坊でのんびり屋さんのお姉さん「あさひ」、茶色っぽい毛色ののおてんばな妹「らら」は、学内の除草をしながら学生をはじめ皆に可愛がられのんびり過ごしています。ヤギからの恵みとして、ヤギのフンが堆肥となって畑を肥やし、美味しい野菜が収穫出来たり、山羊乳を使った石鹸やチーズを作ったりしています。SDGsマルシェのマスコットキャラクターにもなっていますが、様々な場面で大学の広報活動のお手伝いもしています。オープンキャンパスやコンサート、大学祭などなど、大学にお越しの際は山羊達を探してみてください。

尚絅学院大学 環境デザイン教育研究センター

プロフィール

里山に限らず、様々な環境を対象とした教育や研究を行っている組織です。里山再生プロジェクトでは、活動への参加だけでなく、尚絅の森の調査研究を行い、様々な角度から持続可能な里山を模索しています。

問い合わせ

学校法人尚絅学院 経営管理部総務課
名取市ゆりが丘四丁目10番1号

TEL:022-381-3332

FAX:022-381-3335Email:somuka@shokei.ac