NATURE Land 利府の森へようこそ

① 利府の森と実習林の立ち上げ

1年 目黒悠斗・伊藤杏・橋本星南・猪狩琉成也
2年 小笠原佑実 3年 谷美里

今年は休校期間が長く、始まった学校生活の中で3密を防ぐ楽しい取組ができないかと、生徒でドローンを飛ばして自然環境を観察しています。その結果、身近な学校の敷地内の丘にたくさんの動植物があることを発見。その自然を身近に体験できる遊歩道や、自分たちで観察できる実習林をつくりました。虫に刺されてかゆい時も多いですが、多様性に富んだ四季折々の動植物がこんなにもたくさんあることを知り楽しい活動が広がっています。

利府高校の森

実習林にて

ドクダミ作業

② 海水の成分変動と松島湾のカキ殻の成分の関係

2年 市川大翔 3年 谷美里

2018年度より利府高校自然科学部では松島湾の塩分組成を季節ごとに記録しています。この季節変動には単に水分量の蒸発だけではなく潮流や陸からの影響もありそうです。昨年から、この海域付近で生息している貝類にも影響があるのではないかと考え、貝類を強熱して、入っている石灰分の分析をしました。

利府高校

プロフィール

利府高校自然科学部です。私たちの利府高校は、山あり海あり、市街地や工場地あり農村地帯ありの、まさに日本の縮図のような利府町にあります。また、長町利府断層や温泉地も学校に隣接しているなど地学的にも話題の絶えない土地柄です。

このような恵まれた環境を生かして、これまで自然科学部では岩盤の研究、環境放射線量の継続観察、松島湾の海水塩分や勿来川流域での水質調査を中心に研究活動を楽しく行ってきました。昨年度からは業務用ドローンを生徒で使用しての環境調査活動や、学校の敷地内にある2haにも及ぶ丘の整備を始め、日常の中での動植物の観察を身近なものとして行っています。

今回はその環境づくりの一環としての温帯・熱帯・亜寒帯に適応する植物を植えての観察や、自生する植物の利用を楽しく行っている様子を、海の豊かさ・陸の豊かさ・そして環境変動に対してどう関われるかを軸に紹介します。

問い合わせ

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