尚絅学院大学

子ども学類 お知らせ

うろこぐも日記 vol. 2  オオムラサキの卵は・・・

2022/10/23

 九月は幼稚園教育実習の訪問で、しばし自然観察班の日記も途絶えてしまいました。

 八月に産卵が確認されたオオムラサキ(Sasakia charonda)卵はどうなったのでしょう。ご安心下さい、台風続きの異常気象にも関わらず、ちゃんと孵化しています。

 しかし、びっしり並んだ中には、いくつか孵らない卵もありました。これらはタマゴヤドリコバチ(
Trichogrammatidae科の一種)に寄生されてしまったようです。

孵化できなかったオオムラサキの卵(2/Ⅸ/2022)

孵化できなかったオオムラサキの卵(2/Ⅸ/2022)

  孵ってすぐの1齢幼虫は3~4㎜、頭でっかちで角はありません。

オオムラサキ1齢幼虫(2/Ⅸ/2022)

オオムラサキ1齢幼虫(2/Ⅸ/2022)

  間もなく脱皮して2齢幼虫になります。角はできましたが、背中のゴジラ鰭はちっちゃいです。

脱皮直後のオオムラサキ2齢幼虫(2/Ⅸ/2022)

脱皮直後のオオムラサキ2齢幼虫(2/Ⅸ/2022)

 孵化時期が違うだけで、こんなにも違います。3歳児クラスみたい。

2齢幼虫と1齢幼虫(5/Ⅸ/2022)

2齢幼虫と1齢幼虫(5/Ⅸ/2022)

 身体はまだ小さいですが、角や顔つきは終齢幼虫と同じです。

オオムラサキ2齢幼虫(13/Ⅸ/2022)

オオムラサキ2齢幼虫(13/Ⅸ/2022)

関連リンク