人間心理学科 お知らせ

音楽と脳波の関係を探る -スーパーサイエンスハイスクール特別講座 [人間心理 池田]

2016/10/25

 過日、2年目のスーパーサイエンスハイスクールを実施し、22名の古川黎明高校の生徒さんが訪問されました。そこで「音楽と脳波の関係」について研究発表された2名の高校生から、本学の実験装置を使ってさらなる研究を行いたいという申し入れがありましたので、快くお引き受けしました。

 10月24日(月)の午後から講座を開始しました。最初の実験は、簡易脳波計を使ったデータ取得でした。まずは、3曲のクラシック音楽を聴いている間に発生する周波数帯域が、曲ごとに異なるかどうかを検証することからはじめました。

 ちなみに、心理学の研究においては、「ある変数(A)が別の変数(B)にどのような影響を与えるか」を検証することが基本です。その影響の向きを矢印で表すと「変数A→変数B」となります。このときの変数Aを「独立変数」、変数Bを「従属変数」と呼称します。お二人の研究の場合では、独立変数が音楽の種類、従属変数が脳波の変化、となります。





 次に、本格的な脳波計測装置を使ったデータ取得を行いました。ここからは、機材のセッティングや実験の補助として、ゼミ生3名の協力を得ました(忙しいところ協力してくださり、ありがとうございました)。この計測装置は、電極が「国際10-20法」に基づいて配置されています。機材の使い方について簡単な説明をしたあとは、高校生のお二人主導で実験を開始しました。真剣にデータを観察する姿は、大学生も顔負けといったところでした。

 こうして日が沈むまでのおよそ6時間、お二人は真剣に実験を行い、予定されていた全ての実験が終了しました。このあとは、多くのデータを分析するという気を抜けない作業が控えていますが、情熱を注いで解析を行っていただけると思います。年末には、この実験結果を、タイで開催される国際発表会にて英語でプレゼンされるそうです。最後まで楽しみながら頑張っていただければと思います。

 文責: 人間心理学科 准教授 池田和浩


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